「シェルビー コブラ」の中古車 | 中古車なら【カーセンサーnet】


フォードから送られてきた1963年のレーシング戦績一覧。これにも発行した社名はなく「COBRA powered by Ford」とあるのみ。1月のリバーサイドはコブラにとって初の勝利で、その後もセブリング、ルマン、ワトキンスグレン、リバーサイドなど多くの勝利を重ねている。


インテリア雑貨ブリキ看板AC Cobra/ACコブラ Mk III 1966年

上の3点は1963年11月になって初めて生産された、右ハンドルの289cid(4736cc)280ps/5800rpm、38.6kg-m/4500rpmエンジンを積んだMark II。英国のAC Cars社で発行されたカタログで車名は「AC COBRA」となっている。フェンダーサイドにルーバーが付けられているが、これはAC Cars社で組み立てた130台目から追加されたもので、1963年4月に100台目を生産していることから、ヨーロッパ仕様はすべてルーバー付きで出荷されたであろう。なお、1963年の途中でステアリングがラック&ピニオン式に変更されている。

上の4点は1963年にフォードから送られてきたカタログ。289cid(4736cc)270ps/5800rpmエンジンを積んだMark IIモデルでサイズはMark Iと同じだが、車両重量は2030lb(920.8kg)、タイヤは6.40×15。0 - 1/4mile(402m)加速13.8秒、最高速度155mph(249km/h)となっている。車名は「COBRA powered by Ford」でSHELBYもACの名前もない。発行した社名もなく、小さい文字で「Design by Richard C. Runyon, illustration by George Bartell & art directed by Peter Brock」とあるのみ。

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260cidエンジンを積んだShelby-AC Cobra Mark Iのスペック。サイズはホイールベース90in(2286mm)、全長151.5in(3848mm)、全幅61in(1549mm)、全高49in(1245mm)、トレッド前/後51.5in(1308mm)/52.5in(1333mm)、車両重量2020lb(916kg)。サスペンションは前後ともAアーム+横置きリーフスプリングの独立懸架、ブレーキは4輪ディスク、ステアリングはウォーム&カム式、タイヤは6.70×15。0 - 1/4mile(402m)加速13.8秒、最高速度153mph(246km/h)。価格は5995ドルであった。Mark Iの生産台数は75台といわれる。

1964年2月にシェルビー・アメリカン社から発行された289cidエンジンを積んだCobra Mark IIのスペックとオプショナルパーツの価格表。車両価格は5995ドルでMark Iと同じであった。北米向けMark IIの生産台数は580台と言われる。その内30台ほどにATが積まれたという。

ACコブラの最終形 AC 289スポーツ Mk IIIのシャシーにスモールブロック 後編 | AUTOCAR JAPAN

最初のカタログから、写真のクルマは表紙と同じプロトタイプのもの。中央下の写真は英国サリー州テームズ・ディットンのAC Cars社で組み立て中のプロトタイプで、エンジンマウントやステアリングなどの位置決めのために搭載されているエンジンは221cid(3622cc)ライトウエイト「Challenger」V8で、組み立て後にはエンジンとトランスミッションは降ろされて、1962年2月2日にアメリカへ空輸され、260cid(4261cc)V8 260ps/5800rpm、37.2kg-m/4500rpmエンジン+ボルグワーナー製4速MTが積まれた。特徴のある鋼管スペースフレームにハンドメードのアルミボディーが架装された。

「(Cobraを)買おう!・・・さもなければ走り抜ける(Cobraに)注目しよう!」のコピーと共に登場したShelby-AC Cobra最初のカタログ。表紙のクルマはプロトタイプでシャシー番号CSX2000、量産車との最大の違いはリアブレーキがインボード式のディスク(量産車はアウトボード式ディスク)であった。撮影場所はエンジン+TMを積み込んだ、カリフォルニア州サンタ フェ スプリングスの目玉マークでおなじみのディーン・ムーン・ショップ近くのゴルフ場。ドレスアップして立つ女性はキャロル・シェルビーの秘書。

ACコブラの最終形 AC 289スポーツ Mk IIIのシャシーに ..

上の2点は1965年に英国のAC Cars社が発行したAC COBRAのカタログ。289cidエンジンを積んだMark IIで、左右オーバーライダーの間に装着されているグリルバー(アメリカではグリルガードと称し35.5ドルのオプションであった)が標準装備された。下側の写真はAC Cars社製ファイバーグラスハードトップを装着したところ。

「COBRA(コブラ)」の名前を自身の開発したクルマに付けるのはキャロル・シェルビーの夢だった。レーシングドライバーであったキャロル・シェルビーが心臓に問題が見つかり、若くして引退したあと、欧州調のアメリカ製高性能スポーツカーを造ろうと決心し、調査研究した結果白羽の矢を立てたのが英国のACエースの車体にアメリカ製V8エンジンを移植することであった。最初はシボレーのスモールブロックV8を手に入れるべくGMと交渉したが失敗。次にフォードと交渉したところ、当時、フォードの副社長でフォード部門の総支配人であったリー・アイアコッカが、若年層の顧客を増やすべくフォードの若返りを図り「Total Performance」政策を推進している時期であり、絶好のタイミングで協力を得ることに成功した。エンジンの供給はもとより、車両開発のサポート、代金決済期間の延長、フォードのディーラーネットワークの活用などシェルビーはフォードの全面的なサポートを受けることとなった。そして、クルマの正式名称は「Shelby-AC Cobra powered by Ford」に決定した。


AcコブラMkiii(リアダンパーに供給される下部ベアリングなし)G953

ちなみに、ちょっとばかり試乗させてもらったのだが、フィールは抜群に素晴らしく、パワー的にもこれで十分という感じ。この上にはシェルビー アメリカンが発売するCSXシリーズと同等の427cu. in.(約7000cc)のエンジンや現代の最新ユニットも用意されるというが、日本の公道を走る限りにおいては302 cu. in.で十分というか、「これでも持て余すんじゃないか」と感じるほどのパワー感だった。

こういった、ホイールベースが短くて車高が低くて軽量で電子制御のアシストのないクラシカルなリアルスポーツカーというのは、体感速度が半端ではなし、法定速度で走っているだけでも十二分に楽しい。

とはいえ、昔ながらのマニュアルミッションで、ハンドルもブレーキも重く、エアコンも付いてなく、居住環境によっては年に2回くらいのキャブレター調整も必要だしと、現代のスポーツカーとは比べものにならないくらい「面倒」な部分もあるに違いないが、それででも、あえて「これが良い」と本気で思えるほど刺激的。

それって「誰もが乗れるクルマじゃないよ」的な優越感もあるし、アメ車の旧車好きであるなら、ボディデザインからエンジンフィール、ステアリングフィール、ブレーキフィールにおいて、当時の面影を如実に感じることができるのだから、飾り用のフルレストア済みのC2コルベットも良いが、このスーパフォーマンス・マーク3は現代の交通事情にも即応するだけに、走りを楽しむ相棒として、購入候補にあげても良いと思うのである。

新品【ブリキ看板】AC Cobra/ACコブラ Mk III 1966年

サイドマフラーも日本の法規制に合わせて作り直すといった日本独自のバージョンアップが加えられており、さらにはオーナーのオーダーで、ヘッドライトをLEDに交換したり、サイドミラーを取り外してスムージングするといったカスタムが施されており、ハイテックカスタムカーに近い独特のスタイルに仕上げられている。

なお、この車両の場合は「ダイレクトな操作感を味わいたい」というオーナーの要望でステアリングとミッションはベースモデルのままとなっているが、オーナーの要望次第では電子制御式のパワーステアリングに変更したり、ミッションをATに変更するといったさらなるバージョンアップも可能とのことだ。

それにしても、車重が乾燥重量で約835キロということで(現行ノーマルマスタングV8の半分くらいの重さ)、それに460hpのV8エンジンが搭載されているのだから、その速さと言ったら…。まさしくモンスターに相応しいマシンである。

ENGINE
Ford 5.0L Coyote V8
Displacement:5,038cc
Bore×stroke:93.0mm×92.7mm
Max power:460hp@6,500rpm
Max torque:420lbft@4,250rpm

アメリカンACコブラ (シェルビー)ウォールシェルフウォールデコレーション SUPER FORMANCE MK Ⅲ ..

1965年2月に開催されたデイトナ・コンチネンタル2000kmレースのプログラム。No.14はハル・ケック(Hal Keck)とジョー・シュレッサー(Jo Schlesser)のドライブで総合2位、GTカテゴリーで優勝したCobra Coupe。このレースでは、1965年シーズンからシェルビー・アメリカンに託されたフォードGT40が初めて総合優勝している。
Cobra Coupeは打倒フェラーリ250GTOを目指して、1963年10月に開発をスタート、デザイナーのピート・ブロック(Pete Brock)を中心に、1964年2月のデイトナ・コンチネンタル2000kmレースに間に合わせるべく、信じられないような短期間で開発され、計画どおり1964年のデイトナにデビュー、十分なリードを保っていたが、ピット作業中に火災事故が発生リタイアしてしまった。このレースでは1~3位を独占したフェラーリ250GTOに続いてダン・ガーニー(Dan Gurney)/ボブ・ジョンソン(Bob Johnson)組のCobra ロードスターが7気筒になりながらも4位でフィニッシュしている。初戦のデイトナにちなみCobra Daytona Coupeと呼ばれ、合計6台製作された。最初の1台はシェルビーで組み立てたが、残り5台のボディー架装はイタリアのカロッツェリア グランスポルト(Carrozzeria Gransport)で実施されている。

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インテリアはACコブラに近いデザインだが、メーターパネルはベースのスーパフォーマンスマークⅢロードスターとは、メーターの配置が異なるオーダー品となっている。

オートクラフト|マーク4|ACコブラ MkIV ライトウェイトの中古車

ACコブラをモチーフにした「MK3」や「MK2」をはじめ、GT40、デイトナ・クーペ、コルベットといった様々な名車のリプロダクション・カーを制作しているSuperformance(スーパフォーマンス)社。

そんな Superformance 社の車両を日本に輸入&販売しているのが「スーパフォーマンス・ジャパン」である。

で、今回取材させてもらった車両が「Superformance MK3(スーパフォーマンス・マーク3)」。このSuperformance MK3は、ACコブラをモチーフにした「リプロダクション・カー」であるのだが、その他多数のコブラのレプリカ車と一線を画すのは、Superformance社が「Carroll Shelby Licensing, Inc., 」の認可を受けた公認ボディを使用し製作されていること。

ただし、名称やエンブレムに「Shelby」や「Cobra」は使用しておらず、「本物」のコブラであるShelby Americanが販売するCSXシリーズとは異なるのだが、オーダーで搭載するエンジンやミッションの内容によっては、Superformance MK3を限りなく本物に近づけることは可能である。

もっとも、Superformance MK3の最大の魅力は、オプションでフォードの最新エンジンである5リッターV8「コヨーテ」(もちろんインジェクション仕様)と10ATを組み合わせ、エアコンもパワステも搭載して最新のマスタングGTと変わらない仕様で気軽に所有することも可能だということ。

その気になれば2.3リッター直4エコブーストを搭載することも可能ということだから驚きである。

そんななか今回取材したのは、スーパフォーマンス・ジャパンが輸入するマーク3の中では最もベーシックな302キュービックインチのV8エンジン&5MTを組み合わせたモデル。

ベーシックとは言うものの、これはこれでいかにも往年のキャブ車らしいビートを刻み、この年代のアメ車特有の感動的なフィールが味わえるのである。

絵のACコブラはMKⅠとMKⅡとMKⅢをまぜこぜにした感じ。 自分的にいいところ取りしたデザイン。 のつもりw.

上の2点はフォードが発行する顧客用の情報誌「Ford Times」1965年8月号に掲載された「Cobra 427」の記事。コブラの登場によって、素晴らしいスポーツカーはヨーロッパからやってくる、というスポーツカーファンたちの概念を打ち破った。そして、U.S.ロードレーシング・チャンピオンシップも過去2年獲得したし、GTカーのワールドチャンピオンシップも、前年はフェラーリを破る射程距離内に迫った。Cobra 427の登場によってワールドチャンピオンも夢ではなくなる。との思惑どおり1965年にはGTカーのワールド・マニュファクチャラー・チャンピオンとなっている。

アメリカその他 スーパフォーマンス MK3 コブラ 3年保証 正規新車 シェルビー ライセンスドモデル スー ..

しかし、四角のスチール材を組み合わせたラダーフレームにより強化されたシャシーや、トレメック社製のマニュアルミッション、独立懸架式サスペンションやウイルウッド製ブレーキシステムなど、現代のパーツ&技術でアップデートされた中身に関しては、オリジナルのシェルビーコブラを完全に凌駕している。

見た目は完全にシェルビーコブラでありながら、最新のスポーツカーとも互角に走れるほとのポテンシャルを秘めているのがスーパフォーマンス社が生産するリプロダクションカーの最大のセールスポイントなのだ。

ここで紹介する車両は、そんなスーパフォーマンス社製のリプロダクションカーの特徴をさらに推し進めたスタイル。

現行フォードマスタングGTに搭載されている最新の『コヨーテ』エンジンを搭載しており、タイヤもエンジンパフォーマンスに合わせて18インチのハイグリップタイヤに変更されている。

また、この車両の場合、エンジンスタートをプッシュボタン方式に変更。

AC『コブラ』復活、663馬力V8スーパーチャージャー搭載…新写真と映像を公開

キャロルシェルビー・インクと正式なライセンス契約を結んだ上で生産されるスーパフォーマンス社のリプロダクションモデルは、マークIIIにしろマークIIにしろ、外観的にはオリジナルのシェルビーコブラを忠実に再現しており、「シェルビーコブラの復刻車」というキャッチコピーに遅偽りのない完成度の高さを誇っている。

アメリカンACコブラ (シェルビー)ウォールシェルフウォールデコレーション SUPER FORMANCE MK Ⅲ#飾り棚 ..

ストリートユースのCobra 427 S/C(Semi Competition)のスペックシート[このカッコのなかはコンペティションモデルのデータを記します]。427cid(6997cc)V8 OHV ツインHolly 4バレルキャブ425ps/6000rpm[485ps/6500rpm]、66.4kg-m/3700rpmエンジン+フォード製4速MTを積み、シャシーの基本となる2本の鋼管は直径3in(76mm)から4in(102mm)に強化され、サスペンションは前後ともウイッシュボーン+コイルスプリングに変更された。サイズはホイールベース90in(2286mm)、全長156in(3962mm)、全幅68in(1727mm)[70.5in(1791mm)]、全高49in(1245mm)、トレッド前/後56in(1422mm)/56in[58in(1473mm)]、車両重量2529lb(1147kg)[2150lb(975kg)]。グッドイヤーBlue Dot 8.15×15タイヤ+7½×15[リアは9½×15]マグネシューム合金ホイールを履く。427 S/Cの生産台数は31台。コイルスプリングモデルはCobra Mark IIIと呼ばれる