オレンジジュースが大好きで、オレンジ味の薬は大丈夫なので、今日は先生 ..
内科、外科、産婦人科、小児科、婦人科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、整形外科、精神科、循環器科、消化器科、呼吸器科をはじめ、55以上の診療科より、のべ8,000人以上の医師が回答しています。
次いで、この乳酸菌クリームに抗生物質としてアモキシシリン(AMPC ..
しかし、これは「クラバモックス」という薬の場合に言えることであって、他の薬でもすべて共通した話というわけではありません。中には、オレンジジュースと混ぜることで、かえって飲みづらくなる薬もあります。
たとえば、子ども用の『クラリス(クラリスロマイシン)』という抗生物質(抗菌薬)の粉薬がその代表例です。この薬はかなり強い苦味があるため、子ども用の粉薬には苦味を防ぐための甘いコーティングが施されています。しかし、薬をオレンジジュースやスポーツドリンクのような酸性の飲み物と混ぜると、このコーティングが剥がれてしまうため、薬そのものの強い苦味が現れるようになってしまいます(酸性の飲み物でなくとも、水に混ぜて長時間放置しておいたり、口の中に薬の粒が残っていたりしても、強い苦味を感じることがあります)。そのため、オレンジジュースに混ぜることは、むしろ避ける必要があります。
例えば、ほうれん草やダイオウなどに含まれるシュウ酸塩は鉄剤に結合する性質がありますが、これと結合した鉄は腸管で吸収されにくくなります。その結果、体内で作用できる鉄の量が減るため、その薬効が減ずることになります。また、野菜ではありませんが、えん麦ふすま、小麦粗挽き粉や大豆などにふくまれている繊維質も、吸着またはイオン交換により医薬品と結合し、その吸収を低下させて薬効を減弱させることがあります。繊維質により影響をうける医薬品としては、ピリドキシン(ビタミンB6)、レチノール(ビタミンA)、カルシウム(カルシウム剤)、鉄剤(抗貧血薬)、アモキシシリン(合成抗菌剤)、ペニシリン(抗生物質)、トリメトプリム(合成抗菌剤)、レボチロキシン(甲状腺ホルモン)などがあります。
胃や腸で起きること 薬の「のみ合わせ」Vol.1 | 住友ファーマ株式会社
薬局などで、薬剤師から「この薬はオレンジジュースと混ぜると飲みやすくなりますよ」と説明された経験がある方も多いと思います。たとえば、『クラバモックス(アモキシシリン+クラブラン酸)』という子ども用の抗生物質(抗菌薬)は、そのままでは独特な風味のある粉薬ですが、水に溶かしたり、オレンジジュースと混ぜたりすることでこの風味が軽減され、かなり飲みやすくなります。
薬を飲ませる上で1番重要なのは褒めることです。薬を飲めたら褒めるのはもちろんですが、たとえ飲めなくても、飲もうとチャレンジしたことを褒めてあげましょう。ウイルス性の風邪の時に処方される薬は症状を緩和させるためのものなので、無理に飲ませる必要はありませんが、例えば細菌感染症の時に処方される抗生剤はしっかり飲んでもらいたいですよね。
(商品名:アモキシシリン®、セフゾン®、フロモックス® など)
子どもが薬を飲みづらそうにしていれば、何か飲ませやすい方法を考えたくなるのが親心です。しかしその際、混ぜるものを間違うと、薬が余計に飲みにくくなことがあります。