下顎埋伏智歯抜歯術におけるセフカペンピボキシルとアモキシシリンの手術部位感染予防効果の比較


咽頭炎
溶連菌しかありません。第一選択薬はアモキシシリン(ペニシリン系抗菌剤)


選択する抗生物質は、A群溶連菌に対して100%感受性のあるアモキシシリン ..

・ピボキシル基を有する抗菌剤(セフカペンピボキシル(フロモックス)セフジトレンピボキシル(メイアクト)、セフテラムピボキシル(トミロン)、テビペネムピボキシルなど)
:低カルニチン血症(小児で低血糖、痙攣、脳症を起こす)の副作用あり。テビペネムピボキシル(オラペネム)は7日間までの処方制限あり

青カビから分離された天然抗生物質です。
スペクトラムは狭域ですが、レンサ球菌・髄膜炎菌への強力な活性を持つ「切れ味のよい」抗菌薬です。
半減期が短いため、数時間ごとの点滴もしくは持続点滴で投与します。また、欧米では梅毒治療の第一選択であった筋注用製剤が2021年に日本でも薬事承認され、使用できるようになりました。

溶連菌感染症の薬物療法は?(薬局)公益社団法人 福岡県薬剤師会

アンピシリンの内服版といえる抗菌薬です。
アンピシリンの経口薬と比べて経口吸収率が高く、内服の際は通常はAMPCを選択します。溶連菌による咽頭炎・歯科処置の術前投薬・梅毒の治療などに適応します。

口腔カンジダ症はカンジダが白いコケ状に付着し疼痛、違和感などが認められる真菌感染症です。症状が軽度の際は口腔清掃、含嗽などで軽快します。特に義歯を使用している方は義歯を清掃してください。軽度では重曹によるうがいも効果的です(ぬるま湯100ml程度に重曹茶さじ1杯程度)。

診察レントゲン, 内服薬 点滴, セフカペンピボキシル ピペラシリン アモキシシリンカプセル セファゾリン

胃腸炎
:カンピロバクター、サルモネラ菌などが原因。前者はクラリスロマイシン、後者はホスホマイシンが効くが、「抗菌剤適正使用」の点から「軽症には抗菌剤不要」とされている。

ファロム(ペネム系抗菌剤)
:重症(院内)感染のときの第一選択薬(上述「難治性細菌への抗菌剤」「切り札、伝家の宝刀的な薬」)。当院では、まず使う場面がありません。 (伝家の宝刀は抜かない、のがよいと考えます)

内服:セフカペンピボキシル、ブルフェン、クラリス、アモキシシリン、レブフロキサシン

急性上気道炎(かぜ)の原因はウイルス(アデノ、インフルエンザ、ライノ、コロナなど)であり、細菌ではないため抗生剤は効果がありません。不要な抗生剤の内服は、効果がないところか、体内に薬剤耐性菌を誘導してしまう恐れがあります。薬剤耐性菌を保菌していると本当に抗菌薬が必要な時、例えば手術や菌血症などの重症細菌感染症にかかった時に、抗菌薬が効かなくて治療に難渋します。世界的に多剤耐性菌が出現し、効果のある抗菌薬の種類は減っている一方で、新規の抗菌薬の開発は限界にきているともされています。いまある抗菌薬を適切に使用して、耐性菌を作らない取り組みがクリニックなどの日常診療でも必要です。実際、小児科の外来では、抗生剤を使う場面は限られています。薬剤耐性菌からお子様を守り、無用な薬剤耐性菌を作らないためにクリニックでは、抗菌薬は、本当に感染症が疑われるときのみに限定して処方するようにしています。

上記のとおり、お子様が発熱する原因として多いのは「風邪」(急性上気道炎)です。風邪はウイルスが原因であり、抗生剤は効きません。


◎アモキシシリンの主な代替薬はセファレキシン、マクロライド系抗菌薬、クリンダマイシンである。

ジスロマックSRは10%以上に下痢軟便があります。初日2日目にありその後軽快します
フロモックスは時間依存型です。つまり最小発育阻止濃度(MIC)超えた時間が長いほうが良く効きます。投与回数を増やしたほうが良く効くくすりです。最小発育阻止濃度(MIC)を少し越したあたりの時間が長くなるわけですので、耐性菌ができ安いタイプの薬といえます
耐性菌をつくらないため感染症には十分な期間 予防投薬にはきわめて短期間 抗菌薬を使用したほうが良いという考えもあります。中途半端な濃度と期間で投与するのは良くありません、その点ジスロマックの1週間分投与は良いと思っています

山神 彰1,山田武宏1,北川善政3,大廣洋一4,佐藤 淳3, 5

風邪などのウイルス性疾患には効果がないどころか、不要な抗生剤の投与はを増やすことになります。薬剤耐性菌とは、抗生剤が効かない・効きにくくなった菌のことをいいます。

抗生剤(抗菌剤)の適正使用 (後編) | みうら小児科クリニック

薬剤耐性菌は日本や世界中で増え続けており、その原因として抗生剤の不適切もしくは過剰な使用が背景にあると考えられています。薬剤耐性菌が増え続けると、本当に抗生剤が必要な病気になった時に抗生剤が効かず、重症化・難治化してしまいます。

・ピボキシル基を有する抗菌剤(セフカペンピボキシル(フロモックス)、セフジ ..

薬は最小発育阻止濃度(MIC)を少し越したあたり(MSW)が最も耐性菌ができやすいという考えがあります。高濃度投与はここを通過する時間が少なく、耐性菌の発生を阻止するという点からいっても良い方法と思います。

第一選択薬はアモキシシリンまたはクラブラン酸カリウム・アモキシシリン

何度も書きますが、抗生剤は細菌感染に使用するお薬です。抗生剤の投与を適切に使用して、薬剤耐性菌からお子さんを守りましょう。

フロモックス(セフカペン・ピボキシル); クラビット(ニューキノロン系 フルオロ ..

横隔膜下の嫌気性菌にも有効であるのが特徴の薬剤です。
腹部手術の術前投与、腹部/骨盤内感染症に用います。また基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ(extended-spectrum β-lactamase: ESBL)産生菌に対する効果も報告されています。

私は大きな外科処置のまえにはアモキシシリン2gを投与しています。

血液の凝固を阻害する薬です。脳血管や心臓血管に障害があるときに出されています。血液が固まるときにそのシステムの何箇所かでVitaminKが必要なのですが腸管からの吸収を阻害します。VitaminKを静脈注射することで3-6時間で凝固が回復します。アスピリン(小児用バファリン)などと違ってコントロールしやすいので良く処方されています。 ところで腸内細菌もVitaminKを産生しています。抗菌剤は腸内細菌をやっつけますので、すべての抗菌剤は併用注意となっています。しかし短期間の投与ではそれほど影響はないと思います

[PDF] 【4】Q&A 腎機能に応じた抗菌薬の投与量について

当院では小児抗菌薬適正使用加算を算定しております

尿路感染症第1回 膀胱炎の抗菌薬の選び方~若い女性・高齢 ..

細菌は人間の都合に合わせてくれません。細菌は「この子は保育園に行ってるから手加減してやろう」なんていうことはなく、「どうにかして生き延びよう」とするものです。抗菌剤は適切な量を適切な回数使うことも大事なことです。

軽度~中等度の歯性感染症は、起炎菌をレンサ球菌と想定してアモキシシリンが第一選択。

急性上気道炎(かぜ)の原因は、ウイルス感染が原因です。基本的に抗生剤は投与しても意味がありません。

主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの | 処方薬 | 2 | お薬検索

ワーファリンは血漿蛋白の結合率が高い薬ですが、血漿蛋白の結合率の高い薬を同時に投薬すると、結合する蛋白が少なくなって血中濃度が上がります。フロモックス、ジスロマック、クラリスは血漿蛋白結合率が低く、ワーファリンの血中濃度を上げにくいので良いと思います。参考までに私が使っている薬で血漿蛋白結合率が高い薬はビクシリンS(前投薬だけ)とファロムがあります。 抗菌薬を使うときは医科に相談するのですが、ジスロマックを使いたい旨伝えるとOKがでます。内科でジスロマックが処方されている例もありましたし、そんなに気にすることはないのかな?と思っています。

[PDF] セフェムアレルギーと βラクタム系抗菌薬の使用(交差反応)

抗インフルエンザ薬として、内服でオセルタミビル(タミフル®)、吸入薬でラニナミビル(イナビル®)、点滴でペラミビル(ラピアクタ®)が処方されます。日本ではオセルタミビル(タミフル®)耐性のインフルエンザは0.3~4.1%です。健常な小児でインフルエンザに対してオセルタミビルを用いると平均で約29時間ほど発熱期間を短くする効果が認められています。しかしながら、全例でオセルタミビルを服用する必要があるかは議論のあるところで、オセルタミビルを外来で使用しても入院率は減少しなかったという報告もあります。バロキサビル(ゾフルーザ®)が2018年に発売され小児でも適応がありますが、ですので、私は内服しかできない小さいお子様はオセルタミビルを、吸入ができる小学生以上のお子様はラニナミビルを処方しています。

セファクロル(CCL)、 セフカペンピボキシル (CFPN-PI) 、セフジトレンピボキシル(CFDN-PI) ..

マクロライドアレルギーの患者さん
クラリスロマイシンの併用禁忌:自閉症などに用いられるピモジド(商品名:オーラップ)、片頭痛薬のエルゴタミン製剤(商品名:クリアミン、ジヒデルゴット)及び肺動脈性高血圧薬のタダラフィル(商品名:アドシルカ)に対してはピモジド、エルゴタミン製剤及びタダラフィルの血中濃度を上げるために禁忌です。肝臓、腎臓に障害があり、痛風及びベーチエット薬のコルヒチン服薬中の患者さんでは、コルヒチンの毒性増強のため併用禁忌です。

中等症又は重症の場合 アモキシシリン(AMPC)高用量内服 5~7 日間.

主な原因菌はなどです。急性中耳炎でも自然軽快することがあり、必ずしも全例に抗生剤が必要なわけではありません。アメリカの小児科学会では、中耳炎における抗生剤の適応として、耳漏がある場合や症状が強い場合は抗生剤の適応があるとしていますが、片側性で耳漏がない場合は経過観察を推奨しています。

セフカペンピボキシル塩酸塩細粒小児用10%ファイザー 100mg

肺炎球菌は中耳炎の25~50%の頻度であり、ことから、ペニシリン系抗生剤を高用量で十分対応可能です。また日本では肺炎球菌のマクロライド耐性肺炎球菌は9割にもなることからマクロライド系抗生物質は推奨されません。