おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。


イソトレチノインはビタミンA誘導体(ビタミンAの構造を変えた成分)の一種で、皮脂の分泌を減らす作用と、皮膚の角化を抑制し毛穴のつまりを改善する作用を持ちます。


当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。

イソトレチノインは、重度のニキビや難治性のニキビに対して効果を発揮する治療薬です。
しかし、イソトレチノインは、その効果の大きさと同じくらい、副作用には注意が必要です。
そのため、自分がイソトレチノインを使用できるかどうかを確認するためにも、内服する際には皮膚科専門医の指導を必ず受けてください。
初めてニキビを治療する方は、をご覧ください。

欧米のニキビ治療ガイドラインで強く推奨されている薬剤であり、ほかの治療では改善がみられない重症のニキビにも効果が期待できますが、日本では未承認のため自費治療となります。

③ ベピオとの併用でスピロノラクトンは少量内服でも優れた効果を発揮する

上記の症状が出た場合は、医師に速やかにお伝え下さい。これらは、服用を中止することにより、徐々に改善します。また、効果が現れるまでの最初の数週間は、ニキビの症状が一時的に悪化することがあります。

なお、より安全に内服をしていただくために、初診時と内服後は数カ月ごとに血液検査を行います。女性は初回は妊娠検査を行わせていただくことがございます。

イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。

イソトレチノインの効果は長期間持続しますが、内服を終了してから数か月で再発することもあります。症状に応じて2クール目のイソトレチノイン内服を検討します。

イソトレチノインは炎症をともなう重症ニキビ(難治性ニキビ)に対して非常に高い効果があります。スイスの製薬会社ロシュが開発したもので、海外では古くから重症ニキビ治療薬の第一選択として使われています。イソトレチノインの商品名としてアキュテイン、ロアキュタン、ロアキュテイン、アクネトレントなど複数あります。
皮脂腺の分泌を抑制し、皮脂腺そのものを小さくさせる効果があります。治療効果の高さだけでなく、再発しにくく長期寛解が期待できるという特徴も兼ね備えています。顔面のみならず、背中や胸のニキビに対しても優れた効果を発揮します。医療に絶対などということはありませんが、難治性の重症ニキビに対してほぼ確実に効果があると言われています。しかし、日本では保険適応がないため自由診療になります。費用はかかりますが、それだけの価値は十分にあります。
重症ニキビが長引くとニキビ瘢痕が形成されることがあり、かつニキビ瘢痕の治療は非常に難しいことが知られています。ニキビ瘢痕の治療は近年、自由診療のフラクショナルレーザーという分野で急激に進歩しているようですが、費用も時間もかかります。予防に勝る治療法はありません。

①イソトレチノイン治療では頻回の採血検査の必要性は否定されている

※当院は予約制を取っておりませんが、イソトレチノイン希望の方は優先的に診療しており、待ち時間の短縮に努めております。未成年の場合は必ず法定代理人(親権者)の同意が必要ですので、受診当日の法定代理人の同伴が必須となります(初回のみ)。
ニキビの最高の治療法は間違いなくイソトレチノイン内服です。従来の保険治療ではニキビは必ず再発します。当院では軽度~中等度であっても(重症でなくても)希望があれば積極的に治療しています。保険治療で何年もニキビの再発に悩まされるくらいなら、多少の費用がかかっても短期間でサッサと完治させた方が良い、というのが当院の基本的な考え方です。長い目で見れば安上りです。「保険治療で効果不十分の場合に限る」「重症でなければ処方できない」という考えではありません。自由診療のメリットを最大限活用するのが良いです。予約は不要です。初回は30日分処方します。次回以降は60日分の処方が可能です。当院では最大限の効果をあげるための使用法を提示し、再発率をできるだけ低くすることを目指します。また重症ニキビの患者さんは粉瘤やケロイドを併発していることも多く、当院で外科的切除を行うことも可能ですし、熟練した形成外科医をご紹介することもできます(保険適応あり)。

1日の投与量は0.5mg/kgです。例えば体重50kgであれば1日の投与量は25mgとなります。食中または食後に内服してください。空腹時に内服してはいけません。治療期間は6ヵ月間(24週間)が目安です。服用開始してから最初の1ヵ月で一時的に症状が悪化する場合がありますが、自然に改善するのを待ちましょう。次第に落ち着きます。投与前に血液検査を行います。健康診断など直近の採血データを持参いただければ代用できます。再発または効果不十分の場合には最低8週間以上の間隔を空け2回目の治療を行います。


イソトレチノイン(アキュテイン)の服用量は患者さまによって変わってきますので、毎月の検診・血液検査が必須になります。

これ以外にかかる費用として
初診料 3,300円(税込)、再診料 1,100円(税込)、血液検査 3,300円(税込)
※各種クレジットカードがご利用いただけます。
※費用その他の問題でイソトレチノイン治療が難しい方にはスピロノラクトンを提案します。詳細は下記をご参照ください。

血液検査を行います。 血液検査は必要に応じて、 1ヵ月後にも実施することがあります。

※医薬品の個人輸入は深刻な健康被害をもたらす危険性があります。日本語の通販サイトであっても会社の拠点は海外にあり、偽造薬が流通していることもあるからです。当院では個人輸入している方の診察・相談をお受けすることはできません。

重症ニキビに使用されるイソトレチノイン(アクネトレント)の効果は?

イソトレチノインは重症ニキビに強力に効く薬ですが副作用に注意が必要なため、個人輸入には危険性があります。
ここではイソトレチノインの個人輸入を避けるべき理由と安全で安く入手する方法について紹介します。
イソトレチノインの効果についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

飲むニキビ薬「イソトレチノイン」は怖い?副作用や服用時の注意点

あらゆる治療法に抵抗するニキビや、凹凸の激しいニキビ(特に皮下でシコリ状のもの)が多いタイプに対して、イソトレチノインというお薬を内服して治療します。
イソトレチノインは重篤な副作用を伴うことがあるため、リスクを理解され、医師の説明どおりに服用や受診してくださる方にのみ処方いたします。
開始前に血液検査が必要なので、初診日にいきなり処方することはありません。
原則、20歳以上の方のみへの処方ですが、身長の伸びが止まった15歳以上19歳以下の方には保護者の方も一緒にご納得されたら処方が可能になる場合があります。

また、稀ですが、以下の重度の副作用が起こる可能性があります。 • 吐き気や視力障害

イソトレチノインの個人輸入には、さまざまな危険性があります。
ここでは危険な理由について、代表的なものを紹介します。

定期的な採血検査が必要です。採血検査を行い、副作用がないことを確認しています。 ※採血についても、自費診療となります。 料金.

「イソトレチノインを飲み始めたけど、辞めたらまたニキビができやすくなる?」「ニキビだけでなく皮脂や毛穴はどうなる?」と、イソトレチノインの服用を辞めることが不安になっていませんか?

長期間の使用により、肝機能や脂質代謝に影響を及ぼすことがあります。長期間の内服を行う場合は血液検査などでモニタリングを行うことが必要です。

当院ではイソトレチノイン以外にスピロノラクトンによるホルモン治療も行っています。作用メカニズムの観点から女性のみ対象となりますのでご注意ください。スピロノラクトンは利尿薬や心不全治療薬として使われる薬剤ですが、抗アンドロゲン作用があり男性ホルモンを抑え、ニキビに対して高い有効性があることが知られています。イソトレチノインほどではありませんが、通常の保険治療よりも強力な治療効果が期待できます。また安全性が高く、イソトレチノインよりも治療費を抑えることができます。デメリットとして効果が現れるまで多少時間がかかり、中止後は再発しやすいことです。内服4カ月(早ければ1~2カ月)で徐々に効果が現れ、1年後の有効率は95%以上です。

イソトレチノインは本当に効果があるの?医師が徹底解説 | 美容コラム

イソトレチノインを辞めた後に再発を防ぐためには、適切な服用期間や服用量を知っておくことが重要です。

美容皮膚科 池袋フェミークリニックでは血液検査(有料)をご用意しています。

以上の作用により重度なニキビ治療に用いられます。
日本では未承認薬のため自費診療になります。
他の治療法では効かないにも効果的なことがあります。
海外では重症ニキビ治療の第一選択薬の位置づけです。

定期的な血液検査や尿検査が必須; 治療中は医師の指導に従い、自己判断で服用を中止しない

イソトレチノイン(当院はアクネトレントを使用しています。)はビタミンA誘導体の内服薬です。
ニキビ発症の主要な原因である皮脂の過剰分泌や角化の異常を抑えることでニキビを改善し、新しいニキビができにくくなります。
イソトレチノインは治療効果が非常に高く、6ヶ月間〜8ヶ月間内服することでニキビを大きく改善します。また、ニキビ症状が落ち着いた後もニキビの再発抑制効果がある飲み薬です。
(*再発を抑制する場合は長めに内服する必要があります。)
イソトレチノインの内服治療は有効性が高く、90%以上の方に改善がみられます。
日本では保険適用外のお薬ですので自費診療となります。
また、ニキビほどではありませんが、皮脂抑制作用により酒さ(赤ら顔)に対する治療効果もあります。

副作用が起きた場合は、早期の対応で早くに消退することが多いです。 副作用の確認のため、処方前と3ヶ月毎に血液検査を行います。 軽い副作用

他の治療で2ヶ月ほど治療しても改善がみられない中等症から重症のニキビや繰り返し毛穴の奥深くが腫れて治りにくいニキビがある場合にイソトレチノインでの治療を検討します。

イソトレチノインはどうやってニキビに効くの? イソトレチノイン ..

イソトレチノインは胎児の流産や死産、早産、奇形、うつ、精神病などの重体な副作用が知られています。
そのため、一般的には医師の診断で服用しても危険性が少ないと判断されたときにだけ処方されているのです。
個人輸入で入手してしまうと、医師の診断を受けずに使用を開始してしまうため、これらの副作用リスクが高くなってしまいます。

1日40mgを服用する場合は20mgの倍の金額になります。 初診料, 3,000円

イソトレチノインには、腸疾患、肝疾患などの副作用が知られています。
副作用を発見するためには、定期的な血液検査が必要です。
個人輸入の場合には血液検査が受けられないため、副作用を発見しにくく、治療が遅れてしまうかもしれません。
もしなんらかの副作用が出たときにも対処しにくいと言えるでしょう。

そのため、当院では肝機能を採血でモニタリングしながら処方しております。 催奇形性がある薬剤です

この記事では、イソトレチノインを辞めた後の経過や再発の可能性について、再発しないために重要な考えまでも解説しています。