・リベルサス錠とビスホスホネート製剤の併用について、処方医から患者に対
リベルサスは初の経口薬として登場したGLP-1作動薬です。
単剤として強力な血糖コントロール改善効果を持ち、体重減少効果も期待できます。
セマグルチドの経口投与製剤であるリベルサス錠はGLP-1受容体作動薬として初めて経口投与を実現した薬剤です。 ..
・服用タイミングが近いビスホスホネート製剤と併用の場合。まずは処方医師と相談しながら決める。
例として「朝目覚めたら薬を飲んでもらう。前日夜にベッドの近くに水と薬を置いておく。服用後は再度寝ても良い。」と伝えてみるのも良い。
今回のように、リベルサス錠とビスホスホネート製剤の併用について、処方医から患者に対し
ある患者に交付された「プリビナ液0.05%(血管を収縮させ、鼻づまりなどを解消させる効果あり)10mL、鼻閉時に点鼻」と処方箋を応需しましたが、自薬局に在庫がなかったため、患者には翌日渡すことになりました。薬剤師Aは誤って「プリビナ点『眼』液0.5mg/mL」を発注してしまいました。翌日、調製を行った薬剤師Bは間違いに気付かず、プリビナ点眼液0.5mg/mLを点鼻用容器に分注して、患者に交付してしまいました。
ちなみにリベルサスとプラセボ錠(5錠)を同時に投与した結果、最高血中濃度(Cmax)は32%、血中濃度-時間曲線下面積(AUC)は34%低下したと報告されています(4)。
ビスホスホネート製剤週1回・月1回タイプを服用する場合、リベルサスは中止
・セマグルチドのコンプライアンスが良好であれば血中濃度が一定のためビスホスホネート製剤を優先するのも一つ。
服用後は、飲み物を飲んだり、食事をしたり、他のお薬を服用したりする場合は、少なくとも服用後30分程度あける必要があるため、注意が必要です(上述の通り、食事や服用する際の飲水によって、リベルサスの吸収に影響が出てしまうため)。
リベルサス(セマグルチド)・・・唯一の内服薬。1日1回3㎎から開始し4週間 ..
服用にあたっては、添加剤のサルカプロザートナトリウムが胃内容物の影響を受けやすいため、空腹時(1日の最初の飲食の前)に1錠をコップ約半分の水(約120ml以下)とともに服用します。
・トルリシティ皮下注→リベルサス内服へ切り替え(1名)の例。7mg/日を服用後、体重減少が見られた。脂肪は減少するが、筋肉量はほぼ変わりない。食行動が良くなったとのこと。
① ビスホスホネート製剤の用法が「起床時」以外の場合に「起床時」への ..
・体重減量を兼ねたいとき、食事療法の改善としてリベルサスを使用する。
胃の内容物に影響を受けやすいお薬は、起床後空腹の状態で(朝食の前に)服用してください。 例)ビスホスホネート製剤、リベルサス錠など
何をおいても、今まで注射でしか使用できなかったGLP-1受容体作動薬が内服できるようになったことから、自己注射が治療の律速になっていた患者さんにも選択肢として検討できることが一番のメリットと言えるでしょう。さらに、腎機能低下、肝機能低下のある患者さんにも使用できることから、高齢者でも安心して使用することができると考えられます。
また、BMIが大きくなれば大きくなるほど効果が出にくくなるDPP-4阻害薬からGLP-1受容体作動薬に切り替える症例を多く見るようになってきた昨今、この内服薬がDPP-4阻害薬から切り替える選択肢となることもあるかもしれません。右の薬価を参照していただくと、リベルサス®開始量の3㎎であれば、DPP-4阻害薬の1日薬価と比べても、決して高くありません。肥満患者さんへの効果が薄くなる症例にDPP-4阻害薬を使用し続けるより、リベルサス®を試してみる価値があるかもしれません。
さらに、セマグルチドの半減期は、約160時間程度あることから、保証できるものではありませんが、たまに飲み忘れてしまう患者さんであっても、ある程度安定した効果を得ることができるかもしれません。これもメリットの1つと考えることができるでしょう。
⑪ ビスホスホネート製剤、リベルサス錠の用法が「起床時」以外の場合に「起床時」への変
胃腸障害はGLP-1製剤に共通してみられる副作用です。リベルサスのインタビューフォーム(4)をみてみますと、日本人が参加した臨床試験で報告された胃腸障害は25.4%でした。
・骨折のあり、無し、骨密度によって投薬の基準をわけるフローチャート。 ・ビスホスホネートの注射製剤、内服薬の作用の違い
リベルサス®は、まず、1日1回3㎎でスタートし、4週間以上連日内服した後7㎎、さらに4週間以上内服した後、効果不十分な場合、14㎎まで増量することが可能です。実は、胃粘膜から吸収されるセマグルチドは投与量の約1%程度であり、4週間内服し続けることで、注射のオゼンピック®0.25㎎の定常状態の血中濃度とほぼ同じになるといわれています。よって、オゼンピック®のプロトコルと同じように4週間の継続内服が必要になるのです。
き起こす可能性のある骨粗鬆症治療薬(ビスホスホネート製剤およびデノスマブ製剤)の休薬は行 ..
こちらは日本人2型糖尿病患者さんを対象にリベルサスとプラセボ(偽薬)、ビクトーザの単剤での効果を比較しているPIONEER 9試験のデータ(2)になります。
同薬はスイス・ノバルティスが創製した年1回投与のビスホスホネート製剤。
・セマグルチドで嘔気、胃の不快感が多い。ただし一概に副作用とは言い切れない。アドヒアランス、糖尿病性神経障害の症例、胃内に食物が残っていた、遺伝子多型の差も考えられる。
【糖尿病】リベルサスとビスホスホネート製剤 同時に出たら?#Shorts #ショート#薬剤師 #薬
繰り返しになりますが、ホルモンを内服するために色々な工夫がされていますが、一般的な薬と同じように飲めるわけではありません。特に、食事など胃の内容物の影響を強く受けてしまうため、次のポイントを守る必要があります。
① 必ず空腹時に内服する。
食事の影響を強く受けるため、とされています。色々なデータを見ると、少なくとも食事から6時間は空けて内服しないと効果を得ることができないため、眠前に内服するのは現実的には難しいかもしれません。
② コップ約半分(約120ml以下)の、水で1錠を内服する。
空腹時内服を聞くと、骨粗しょう症治療薬のビスホスホネート製剤を思いだす方も多いと思います。ビスホスホネート製剤は多めの水で内服しますが、。また、
③ 服用後は少なくとも30分は飲食、他の薬の内服などは避ける。
これも食事の影響を受けないようにする対策の1つです。実は、30分よりも1時間程度絶飲食とした方が吸収される薬の量は多くなるようです。
ビスホスホネート製剤 · 選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM) · 活性型 ..
・吸収促進剤のSNAC(サルカプロザートナトリウム)が局所的にpHを上昇させ、タンパク質分解酵素からセマグルチドを保護する。いずれの規格にもSNACが1錠300mg含有されている。300mgが一番効果的のため、リベルサスは1回2錠で服用しない。
【経口GLP-1製剤】リベルサス錠は注射剤にとって代わるのか?
どちらの試験でも経口薬のリベルサスの方が注射薬であるビクトーザやトルリシティよりも高い体重減少効果が得られていました。
#糖尿病#経口GLP1#リベルサス#ビスホスホネート#薬剤師#糖尿病内科#診療看護師 ..
日本人のデータとしてはPIONEER 9(2)(経口薬1剤もしくは食事療法で治療中の2型糖尿病患者さんを対象とした、リベルサス3mg, 7mg, 14mgとビクトーザ0.9㎎ の比較試験)とPIONEER 10(3)(経口薬1剤もしくは食事療法で治療中の2型糖尿病患者さんを対象とした、リベルサス 3mg, 7mg, 14mg とトルリシティ 0.75㎎/週の比較試験)があります。
骨粗鬆症治療薬は数多くあり、その中でもメジャーなのがビスホスホネート製剤です。 ..
リベルサス錠が胃壁に付着した部位の周辺においてのみ、胃のバリア機能が無効化され、セマグルチドが血中に吸収されるようになります。
経口GLP-1製剤のリベルサスについて審査報告書・RMPからまとめた注意点を ..
ある患者は、同じ医療機関のA診療科とB診療科を定期受診しており、A診療科から骨粗鬆症治療薬の「ボナロン経口ゼリー35mg」が、B診療科から2型糖尿病治療薬の「オゼンピック皮下注0.5mgSD」が処方されていました。その後、B診療科において「オゼンピック皮下注0.5mgSD」が、同じく2型糖尿病治療薬の「リベルサス錠3mg」へ変更になりました。ところで、「ボナロン経口ゼリー」は消化管障害を防止するために「多めの水で服用する」こととされ、一方、「リベルサス錠」は吸収率を上げるために「少なめの水で服用する」こととされています。両剤は胃内容物の影響を受けやすいため空腹時に服用する必要があるが、薬剤師は「この2剤の同時服用は適切ではない」と考え、B診療科の処方医へ疑義照会。結果、「リベルサス錠3mgへの変更」は中止され、従前どおり「オゼンピック皮下注」が継続になりました。
して同時服用を避けるような指示がされていない場合は、処方医に対し服薬
本剤の吸収は胃の内容物により低下することから、本剤は、1日のうちの最初の食事又は飲水の前に、空腹の状態でコップ約半分の水(約120mL以下)とともに3mg錠、7mg錠又は14mg錠を1錠服用すること。また、服用時及び服用後少なくとも30分は、飲食及び他の薬剤の経口摂取を避けること。分割・粉砕及びかみ砕いて服用してはならない。