食事の影響(アレグラ錠:2000年9月22日承認、申請資料概要ヘ
かゆみをコントールするのは透析患者さんのQOL向上させるためにもとても重要ですね。
アレグラ錠60mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
薬局に勤めていた時もかゆみに悩まされる透析患者さんは多くいらっしゃいました。
【参考文献】
1)患者さんとともに理解するCKDと血液透析 南江堂
2)鳥居薬品ホームページ レミッチ®製品情報
3)レミッチ®添付文書
4)レミッチ®医薬品インタビューフォーム
5)腎機能別薬剤投与量 じほう
6)アレロック®添付文書
7)ジルテック®添付文書
8)アレグラ®添付文書
9)タリオン®添付文書
10)ザイザル®添付文書
クラリチン10mg1錠隔日夕食後、アレロック5mg1錠分2朝食後vds(慎重投与)
腎機能低下患者ではAUCの増加、消失半減期の延長がみられます。透析患者には禁忌です。CLcr10ml/minの患者には禁忌です10)。
添付文書の【使用上の注意】では腎機能低下患者に対する記載はありませんが、【薬物動態】ではCmaxが1.5倍及び1.7倍、消失半減期が1.6倍及び1.8倍と少し増加・延長しています8)。
また、末期腎不全患者ではP糖たんぱく質の機能低下によりAUCが2.8倍増加するという報告があります5)。
1)日本透析医学会統計調査委員会,わが国の慢性透析療法の現況(2005 年 12 月 31 ..
腎機能低下患者ではCmax、AUCが増加し、高い血中濃度が持続する可能性があります6)。
適応は既存治療では効果不十分な透析患者、慢性肝疾患患者のみで、用量は1日1回2.5μg(最大5μg)です3)。
血液透析(HD)は透析液流量よりも血流量が低いため、より小さい方のクリアランス ..
透析のかゆみに関与している内因性オピオイド、βエンドルフィンはオピオイドμ受容体を作動させます。
このμ受容体の活性化によりかゆみが発生します。
今挙げた抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、保湿剤、ステロイドでも効きにくい場合、ヒスタミン以外のケミカルメディエーターや神経線維の表皮内伸長、内因性オピオイド(βエンドルフィンなど)等が関与している可能性があります2)。
CKD診療ガイド2012年,白鷺病院透析患者に対する投薬ガイドライン,添付文章を参考にまとめました.
透析患者の多くの方の症状(約70%以上)にかゆみがあります。
[PDF] アレグラ錠, フェキソフェナジン塩酸塩OD錠 [内]
透析(HD)患者はもとから併用薬も多く、排泄経路の問題もあり、処方せんを受けたらより慎重に調剤をされていることと思います。
◎アレグラ錠,○フェキソフェナジン塩酸塩OD 錠 [内] ..
症状の緩和に外用剤の他、抗アレルギー薬の投与も多くなります。添付文書上、内容によっては疑義照会が必要な薬剤もあるので、透析下における抗アレルギー薬の減量の必要性についてチェックしておきましょう。
透析患者に対する投薬ガイドライン 13th Edition ..
痒みに対して抗ヒスタミン薬が投与されるケースもありますが、透析患者に禁忌の薬剤や、減量が必要な薬剤がありますので薬剤師は注意が必要です。
総称名:アレグラ; 一般名:フェキソフェナジン塩酸塩; 販売名:アレグラ錠30mg, アレグラ錠60mg; 製造 ..
多くの透析患者さんにかゆみの症状はみられます。
かゆみのメカニズムは特定されていませんが、色々な要因があります。
いくつか要因を挙げてみました1)。