花粉シーズンで花粉症になっている人でも、コロナワクチン 3 回目接種を受
新型コロナウイルスのワクチンで、接種直後に気をつけたいのが激しいアレルギー反応のアナフィラキシーです。国内ではいま、どんな頻度で起きているのでしょうか。過去にアレルギーを経験した人や、花粉症や鼻炎の人は、どんな注意が必要でしょうか。
報告者意見:難治性喘息を基礎疾患に持つ女性に、コミナティ接種を契機にアナフ
A1: アナフィラキシーは激しいアレルギー反応です。じんましんや皮膚の腫れ、吐き気、息苦しさ、血圧低下、意識がもうろうとするといった複数の症状が出ます。国内の新型コロナウイルスのワクチン接種では、4月22日現在、100万回当たり37件の頻度でアナフィラキシーが発生しています。多くは接種後30分以内に症状が出始めます。過去にアナフィラキシーの体験がある人などは、接種後に会場で30分間、経過観察をすることになっています。会場にはアドレナリンなど治療薬が準備してあります。
秋の花粉症でフェキソフェナジンを服用しています。コロナワクチンのアナフィラキシーは、抗ヒスタミン剤を服用していると薬でアレルギー症状が抑えられ、わかりにくくなってしまうので、花粉症の薬などは接種前は控えた方が良いという報道を見ました。
明後日、ワクチンの2回目の予定ですが、今日も服用してしまいました。このまま予定通り接種できますか?何日前から服用しない方がいいですか?
ヒスタミン H1 受容体拮抗薬(フェキソフェナジン塩酸塩 OD 錠 60mg)を内服さ
アナフィラキシーがワクチンのどの成分に対して起こるのかはまだわかっていません。現在、国内で接種が行われているワクチンには、ポリエチレングリコール(PEG)が含まれており、厚生労働省は、過去にPEGに対して重いアレルギー反応を起こしたことがある人は接種しない方がいいとしています。