オルガドロン®注射液 1.9mg:0.5mL 中にデキサメタゾンとして 1.9mg
抗がん剤の副作用に対する支持療法で使われる一方で、がん細胞のアポトーシス(自殺)を誘発することから、白血病などの血液のがんの治療薬として用いられています。
特に多発性骨髄腫では、VAD療法(ビンクリスチン+ドキソルビシン+デキサメタゾン)の1剤として使われています。
デキサメタゾン(オルガドロン注®、デカドロン錠®) 機序は不明です。 ☆オランザピン(ジプレキサ錠®)
人工的に合成された糖質コルチコイド(ステロイド)で、副腎皮質ホルモン剤の一種です。同種のプレドニゾロンより体内での滞在時間が長く、腫瘍に対する抗炎症作用も強いとされています。
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オルガドロン注射液: 1mL中リン酸デキサメタゾンナトリウム5mgを含有 ..
18.1作用機序
デキサメタゾンはグルココルチコイドに属し、すぐれた糖質代謝作用を有し、抗炎症・抗リウマチ・抗アレルギー作用を発揮する一方、鉱質代謝作用が比較的弱いことが認められている(ラット及びマウス)。18.2抗炎症作用
家兎の病態実験(角膜移植)で、抗炎症作用による移植拒否反応の抑制効果が明らかにされている。
主な副作用
ムーンフェイス(顔がむくんで丸くなる)、多毛、不眠、うつ状態、また感染症や高血糖、副腎皮質の機能の低下のおそれもあります。目がかすれて見えにくくなったり、緑内障や白内障を発症することもあります。
オルガドロン注射液3.8mg(デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.重大な副作用11.1.1.〈眼科用〉緑内障、後嚢下白内障(いずれも頻度不明):連用により、数週間後から眼内圧亢進、緑内障があらわれることがあり、また、長期投与により、後嚢下白内障があらわれることがある〔8.1参照〕。
11.1.2.〈眼科用〉角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症等の誘発(いずれも頻度不明)。11.1.3.〈眼科用〉穿孔(頻度不明):角膜ヘルペス、角膜潰瘍又は角膜外傷等に使用した場合には、角膜穿孔を生ずることがある。
11.1.4.〈耳鼻科用〉感染症の誘発(頻度不明):耳又は鼻の局所に化膿性感染症を誘発することがある。11.2.その他の副作用
1).皮膚:(頻度不明)創傷治癒遅延(長期使用時)。2).内分泌:(頻度不明)下垂体・副腎皮質系機能抑制(長期使用時)。
3).過敏症:(頻度不明)刺激感。
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レドニゾロン(メドロール), リン酸デキサメタゾン (オルガドロン注, デカドロン注),
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)
8.1.連用により数週間後から、眼圧亢進、緑内障、また、長期使用により、後嚢下白内障を来すことがあるので、定期的に検査をすることが望ましい〔11.1.1参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.次の患者には治療上やむを得ないと判断される場合を除き投与しないこと。
(1).〈眼科用〉角膜潰瘍のある患者:表層の病変を活動化させるおそれがある。(2).〈眼科用〉ウイルス性結膜疾患・ウイルス性角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患又は化膿性眼疾患のある患者:免疫抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある。
(3).〈耳鼻科用〉耳に結核性疾患又は鼻に結核性疾患又は耳にウイルス性疾患又は鼻にウイルス性疾患のある患者:免疫抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある。(4).〈耳鼻科用〉糖尿病の患者:糖新生促進作用(血糖値上昇)等により、糖尿病が増悪するおそれがある。
(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。また、長期・頻回使用を避けること。
(小児等)特に2歳未満の場合には慎重に使用すること。小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(保管上の注意)室温保存。