[PDF] 早期前立腺がんに対する 密封小線源治療を受けられる患者さんへ
放射線治療に伴う副作用(有害事象)が懸念されますが、当院の結果では、肉眼的血尿、一過性尿閉、血便が頻度の多い症状で、内服薬で改善しなかった患者様は、以下の頻度でした。
たロボット支援下手術や小線源療法による放射線治療を得意としています。 転移・
腹腔鏡手術は、下腹部に5~12mm程度の小さな穴を2~6カ所程度開けて、そこから専用のカメラや器具などを入れ、炭酸ガスで腹部をふくらませて行う手術です。開腹手術に比べて出血量が少なくが小さいため、体への負担が小さく、術後の回復が早いといわれています。
ロボット手術は、下腹部に8~12mm程度の小さな穴を5~6カ所程度開けて、そこから精密なカメラやをもつ手術用ロボットを入れ、遠隔操作で行う手術です。拡大画面を見ながら精密な手術ができます。ロボット手術は、開腹手術や腹腔鏡手術と比べて、がんの取り残しや再発の割合に差はみられませんが、開腹手術よりも出血量が少なく入院期間が短い、腹腔鏡手術よりも精密な手術ができるなどのメリットがあるといわれています。
診察を受け、症状に応じた「ED治療薬」を処方するのが一般的です。 期間・回数, 1 ..
レビトラは即効性が特徴のED治療薬で、バイアグラに次いで開発・販売されました。
2004年に日本で承認されましたが、2021年に発売が中止されました。
発売中止した理由は、安定供給が困難になったことであり、重篤な副作用が発生したというわけではありません。
現在はレビトラの代わりに、同じ成分構成でつくられたジェネリック医薬品「レビトラジェネリック」が登場しています。
レビトラの臨床試験は2004年6月に終了し、283名のED患者様に対してプラセボ、レビトラ5mg、10mg、20mgを性交1時間前に服用し、12週間にわたって効果を検証しました。
総合効果(改善率)の結果は以下の通りです。
手術後の主な合併症には、尿失禁、性機能障害、ヘルニアがあります。
がん免疫細胞療法は、副作用が格段に少なく、通院治療可能、抗癌剤・放射線など従来治療との併用もおおむね可能です。 ..
開腹手術は、全身麻酔と硬膜外麻酔を併用しながら、下腹部を縦に切開して行う手術です。
手術の方法には、開腹手術、腹腔鏡手術(腹腔鏡下手術)、ロボット手術がありますが、近年はロボット手術が増えてきています。
放射線外照射,小線源療法の 3 治療群で勃起機能低下の割合に差を認めなかったと
本邦の密封小線源治療後の性機能調査報告では、治療後にホルモン療法を中止すれば約50%の患者様で、機能温存ができるとされています。当院での正確なデータはありませんが、治療後安定した段階で、バイアグラ、シアリスなどの薬剤内服で性機能リハビリテーションを開始し、その後に性機能が治療前同様に服しておられる患者様の感謝の声を聴くと、前立腺がんに対する放射線治療は本当にいい治療法だと実感しております。
手術では、前立腺と精のうを摘出し、その後、膀胱と尿道をつなぎ合わせる前立腺全摘除術を行います。このとき同時に前立腺の周囲のリンパ節も取り除くことがあります(リンパ節郭清)。手術はがんが前立腺内にとどまっていて、健康状態などから余命が10年以上と判断される場合に最も推奨されますが、前立腺の被膜を越えてがんが広がっている場合でも対象となります。
転移のない場合の根治的治療には、手術治療と放射線治療があります。どちらも利点 ..
放射線治療後のPSA値は一過性の上昇(PSAバウンス現象)で、のちに低下する場合がありますので、当院の成績ではこのバウンス現象を除いたもので解析・提示しております
放射線治療)による先進的な治療が可能です。この二つが稼働しているのは、日本 ..
放射線治療の場合、治療後の効果判定はPSA値の推移で行いますが、ホルモン療法などに関係なく、治療後最も低いPSA値+2.0以上の上昇で、3回連続上昇する場合が、PSA再発と定義されますが、がんで生命を失うことではありません。
放射線腫瘍科 · 心療科 · 支持・緩和医療科 · 形成外科 · 腫瘍皮膚科 · 小児科
シアリスは、2002年に欧州で承認され、2007年7月に日本でも承認されたED治療薬です。
世界市場で40%以上のシェアを誇り、最も人気のある治療薬の一つです。
その人気の理由は、効果の持続時間が長いことにあります。
また、ジェネリック医薬品も存在するため、費用を抑えたい方にも利用しやすい薬です。
EDの患者様343人を対象に、プラセボ群、シアリス錠5mg群、10mg群、20mg群を割り当てて臨床試験を行いました。
20mg群が最も大きな改善を見せましたが、それ以外でもプラセボと比べて改善例が見られているため、有効性があることが明らかとされています。
副作用の発症例もありましたが、いずれも軽度から中程度までで重篤な副作用はみられていません。
<効果持続期間>
シアリスの効果は服用後1時間程度で現れ、24~36時間にわたって持続します。
この長い持続時間により、性行為のタイミングを気にせずに済む点が世界中で高く評価されています。
効果のピークは服用後60分から4時間の間です。
<副作用>
シアリスは3つのED治療薬の中で最も副作用が少ないとされています。
軽度の頭痛、めまい、ほてりが一般的な副作用ですが、稀に背部痛や筋肉痛、消化不良が起こることがあります。
グレープフルーツジュースとの併用は副作用のリスクを高めるため、避けてください。
気になる副作用が出た場合、頭痛薬や鼻炎薬と併用可能です。
<服用方法>
1日1回服用します。
次に服用できるのは、24時間以上空けたあとです。
食事の影響は受けにくいですが、空腹時(食前30分前)が推奨されています。
なお、以下の薬剤とは併用してはいけません。
手術・放射線治療によるED · 生活習慣によるED · パートナーがEDの場合
50mと100mgでは70%越えで改善例が見られていますが、現在のところ100mgのバイアグラは国内では未承認となっています。
<効果持続期間>
服用してから30分~1時間後に効果があらわれ、その後4~5時間効果が持続します。
なお、効果のピークは服用から1時間後くらいです。
ただし、食事後など胃に食べ物が残っていると成分の吸収が悪くなり、効果が薄れる場合があります。
<副作用>
3種類の薬剤の中で、副作用が比較的あらわれやすいのが特徴です。
主な副作用には、目の充血、ほてり、腹部の張り・胃の不快感、頭痛、鼻づまりなどがあります。
グレープフルーツジュースと一緒に服用すると、これらの症状がさらに強く出る可能性があるため、水での服用がおすすめです。
副作用が気になる場合は、頭痛薬や鼻炎薬と併用してもかまいません。
<服用方法>
服用は1日1回までで、次回の服用まで24時間以上の間隔を空けてください。
胃に食べ物が入っていると効果が薄まるため、食前で脂質はできる限り摂取量を抑えることが推奨されています。
食後に服用する場合は、2時間空けてから服用するのが理想です。
下記の薬との併用は禁忌です。
前立腺全摘手術後に再発した例や、 放射線治療後の再発例ではこの治療は施行 ..
尿失禁の治療やリハビリテーションについては、関連情報「前立腺がん 治療 9.合併症に対する治療 1)尿失禁の治療」「前立腺がん 治療 8.リハビリテーション」をご覧ください。
さらに、前立腺手術や放射線治療などの外科的処置も神経や血管に影響を ..
前立腺がんのフォーカルセラピーは、「前立腺がん局所療法」などとも呼ばれ、監視療法と手術などの根治的治療の中間に位置する治療です。正常組織を可能な限り残しながら、治療と身体機能温存によるQOL(生活の質)の維持の両立を目的として行います。低リスク~中間リスクの、前立腺の一部に限局するがんが対象で、MRI画像でがんが確認できる場合に治療の選択肢となることがあります。
放射線治療科(新松戸高精度放射線治療センター) · 放射線診断科 · 婦人科 · 麻酔科 · ER ..
手術直後は、ほぼ確実に勃起障害が起こります。神経温存の程度、年齢、術前の勃起能などで異なりますが、勃起障害が完全に回復するのは難しいことが多いとされています。ただし、神経を温存した手術後に起こる勃起障害に対しては、飲み薬による治療が有効な場合があります。
腫瘍や病変の治療腫瘍や視床下部・下垂体の異常が原因であれば、外科手術や放射線治療、薬物療法が行われることがあります。 ..
当院は、これまで8年間に前立腺癌の治療として外照射療法(IMRT)と密封小線源治療を行ってきました(約800例)。最近の話題では、外照射療法のトモセラピー機器の導入(本年5月)、および市民の皆様への市民公開講座(本年7月)に実施しております。転移のないすべての限局性前立腺癌と、局所浸潤癌(T3と分類されます)の患者様では、保険診療での根治放射線治療を受けられます。
その中で、密封小線源治療は、短期間で治療できる点で患者さんのメリットがあり、平成20年7月より導入し、平成28年10月までの8年4か月間に434例の治療を実施しました。治療方法は下表のように分類しておりますが、がんの組織型やTステージ分類によっては、外照射療法やホルモン療法を併用することで治療を行っております。また高齢者で短期治療をご希望の方、あるいは血液透析患者様でも実施可能ですので、ご相談ください。
厚生労働省から認可を受けている「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」を用いて治療を行います。
前立腺がんには、早期に見つかり、症状のないまま経過して最終的に死亡の原因とならない、「おとなしいがん」が存在することが分かっています。そのため、すぐに治療を始める必要がないと判断されるがんに対し、あえて治療は行わずに経過を観察していくのが監視療法です。過剰な治療を行わないことで、治療に伴う排尿障害や性機能障害などの合併症やQOL(生活の質)の低下を避けることができます。経過観察中は定期的にPSA検査や生検などを実施し、その中で、病状悪化の兆しがみられた場合は、治療の開始を検討します。
また、放射線療法は従来の放射線治療に加えて重粒子線治療も健康保険の適応となっ ..
また、精のうを摘出し精管を切断するため、手術後は射精ができなくなります。ただし、精液は出なくても、射精の感覚は残ることがあります。
CQ10 前立腺癌に対する放射線療法は手術療法に比べて,ED の発生が
がんの治療が、生殖能力に影響することがあります。将来子どもをもつことを希望している場合には、妊孕性(子どもをつくる力)を温存することが可能か、治療開始前に担当医に相談してみましょう。治療が始まってからでは、妊孕性の温存が難しいことがあります。
前立腺がん:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]
性機能障害の治療については、関連情報「前立腺がん 治療 9.合併症に対する治療 2)性機能障害の治療」をご覧ください。