原因となる病気には、鼻炎・副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎があります。 3軟骨や骨 ..


副鼻腔炎とは鼻の副鼻腔と言う場所に炎症が起きる病気です。昔は特に、副鼻腔に膿が貯まる副鼻腔炎を蓄膿症と呼んでいました。膿が貯まるほどひどくない副鼻腔炎もあります。副鼻腔とは上図の前頭洞、篩骨洞、上顎洞、蝶形骨洞の4つです。
副鼻腔炎の原因は、細菌(風邪の後に生じることが多いです)、真菌(カビの一種です)、(ハウスダストやダニ、花粉などが原因です)、虫歯など様々です。
その原因によって治療方針が異なりますので、原因にあった治療が必要です。また、年齢によっても治療方針が異なります。


一般的にアレルギー性鼻炎は副鼻腔炎ではありませんが、副鼻腔炎を ..

ウイルスや細菌、アレルギーなどの様々な原因により、鼻の奥にある『副鼻腔』という空洞に炎症が起こり膿(うみ)が溜まる病気です。風邪のウイルスや細菌、アレルギーなどにより、副鼻腔の粘膜に炎症が起こることで発症します。風邪(ウイルスや細菌感染)やアレルギーなどがきっかけで鼻の中で炎症が起きると、鼻の粘膜が腫れたり、ドロドロした鼻水が出てきたりします。

慢性副鼻腔炎は急性副鼻腔炎が慢性化して生じることが多いです。副鼻腔炎の症状が2~3か月以上続いた場合、慢性副鼻腔炎と診断されます。
炎症が長く続くことにより、副鼻腔の粘膜が腫れたり、副鼻腔の空洞に膿がたまります。中には鼻茸(はなたけ=鼻ポリープ)ができることもあります。

北千住駅から徒歩3分。地域の「かかりつけ医」として耳・鼻・のどの幅広い疾患に対応し、CTによる副鼻腔炎 ..

この腫れや鼻水によって、副鼻腔と鼻の間にある自然口がふさがると、副鼻腔から分泌物や異物を排泄できなくなり、鼻水や膿がたまってしまいます。こうして起こるのが副鼻腔炎です。

また、好酸球性副鼻腔炎は再発傾向が強く、長期の治療が必要なことが多いことより、平成27年7月1日から厚労省により難病指定され、難病医療費助成制度の対象疾患となりました。難病指定医(当院は難病指定医となっています)による診断が必要であり、診断書、申請書、被保険者証のコピー、市町村民税課税状況の確認書類、世帯全員の住人表の写しを都道府県の窓口に提出、審査を経て認可が決定されます。

レントゲン写真を撮って副鼻腔炎(蓄膿症)がないか調べます。 4

※図1…副鼻腔から鼻の中に膿が流れ出ています。
※図2…膿が鼻からのどに流れ落ちています。
※図3…右副鼻腔(右の上顎洞と篩骨洞に陰影(白いくもり)があります。
※図4…中央のモリモリしたのが鼻茸です。

副鼻腔は鼻の中(鼻腔)とつながっているため、外界からの細菌感染、ハウスダストや花粉のアレルギー、たばこの煙の刺激などにより、炎症を起こしやすいのです。

アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対しては無効であり、アレルギーによる症状か他の

副鼻腔炎は、発症から4週間以内の場合は「急性副鼻腔炎」、症状が3ヵ月以上続く場合は「慢性副鼻腔炎」と診断されます。

✅ 老人性鼻漏(老人性鼻炎):鼻の粘膜は湿度を調整するフィルター機能がありますが、加齢とともに粘膜は委縮し、フィルター機能が低下します。余分な水分を吸収できずに鼻汁として流れ出てしまいます。アレルギー薬が効かないのが特徴です。


以下のような症状が複数当てはまれば副鼻腔炎の可能性があるので要注意です。 ・アレルギー性鼻炎や風邪の後の持続する黄色~緑色の鼻汁 ..

など、前述の好酸球性副鼻腔炎と非常によく似た特徴を有しており、類縁疾患と考えられています。したがって、治療や経過もよく似ており、手術療法のみで完全に治すことは困難かもしれませんが、手術によって鼻閉や喘息症状が劇的に改善し、喘息薬の使用量が極端に少なくなる方も多く経験しています。解熱剤や鎮痛剤など手術後に使えないお薬もあり、手術後の経過観察が重要ですので経験の豊富な医療機関への受診をお勧めします。

薬を飲んでもアレルギー性鼻炎や花粉症の症状が治まらない! □ 胃腸が弱く ..

慢性副鼻腔炎の治療は、数回の外来治療で治すことは困難で、治療期間はある程度長くなります。治るまでの期間は個人差が大きく、予測が困難な事が多いです。
(1)鼻から副鼻腔にある鼻水をきれいにする処置
(2)
(3)内服薬の処方(抗生剤や副鼻腔の粘膜を正常化するお薬など)

慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎であればその治療、神経自体の障害であればその ..

などがあります。この病気の本質はまだまだ未解明の部分が多く、したがって根本的な治療法も確立されていませんが、感染による好中球炎症を主体とした副鼻腔炎と異なり、マクロライド系の抗生物質はあまり効かないため薬物療法に多くは期待できません。喘息や嗅覚障害を合併した重症例も多いために現時点では内視鏡下手術を施行し、術後ステロイドの内服や局所投与、局所の洗浄を行いながら、ポリープが再発したときにはあまり大きくならないうちにもう一度摘出するといったところが一般的です。再発率が高いといっても鼻閉や後鼻漏が少なくなり、喘息症状が著明に改善する場合も少なくありません。むしろマクロライド療法に多くを期待できない分、手術療法が果たす役割は大きいと考えています。

アレルギーには「抗アレルギー薬」、副鼻腔炎には以下に示すような抗生剤を ..

鼻の奥にある副鼻腔に炎症がおこり、膿が溜まる副鼻腔炎(蓄膿症)。

副鼻腔炎は歯痛の他に以下のような症状がでることがあります ..

「ヒスタミン」は神経伝達物質と呼ばれ、様々なアレルギー反応を引き起こします。ヒスタミンの働きを抑えることでアレルギー症状を改善する薬です。
テレビのCMでよく宣伝されている薬で、一部はドラッグストアでの購入も可能です。第1世代と第2世代に分かれており、第1世代は眠気が強くでるため、第2世代の抗ヒスタミン薬を使用します。
第2世代の抗ヒスタミン薬でも眠気が出やすいものがあり、特に車の運転に関しては禁止されている薬剤もあるためご注意ください。

この感染に伴う鼻水や鼻詰まりにはほとんど薬が効かないという特徴があります。 ..

医学的には3か月以上続く場合を慢性副鼻腔炎と定義しています。急性副鼻腔炎が契機になって生じた細菌感染を原因とします。時に鼻茸(ポリープ)を伴います。
従来型の副鼻腔炎(化膿性副鼻腔炎)のほかに、気管支喘息を合併する好酸球性副鼻腔炎という難治性の病態も存在します。
ほかには、真菌(カビ)が原因となる副鼻腔炎や上の歯が原因となる歯性上顎洞炎もあります。

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場合によっては、マクロライド系の抗生物質を少量、長期間、投与することがあります。(耳鼻咽喉科で広く行なわれている治療法で、長期間の内服でも比較的安全です。) そして、これらの治療でも治らない重症の方や鼻茸ができている副鼻腔炎は、総合病院の耳鼻咽喉科にご紹介して副鼻腔手術をお勧めすることがあります。
ひと昔前の副鼻腔手術は、口の粘膜を切って、顔面骨を削るという方法でしたが、今は内視鏡を用いた手術(顔の皮膚を切ったり、口の粘膜を切ったり、骨を削ったりすることはなく、全てが鼻の穴からだけで行います)が主流です。
また、そのほとんどが全身麻酔で行われます。手術中、手術後の痛みが抑えられるようになり、また手術後の合併症もほとんどなくなりました。

この記事では、花粉症の薬「アレグラ」が効かないときに考えられる原因・対処法を解説、「アレグラ ..

鼻炎の治療(抗アレルギー剤以外のもの)

治療の基本は、やはり原因アレルゲンを避けることです。
花粉が原因のときは、花粉の多いときはを着用しましょう。
花粉を室内ににもちこまないために、外出時の衣類の花粉に注意して下さい。
花粉のシーズンには洗濯物は室内で干し、ふとんは布団乾燥機を用いてください。

スギ花粉症に対しては、スギ抗原の希釈液を用いてがおこなわれています。

抗原を体内に入れると普通アレルギーがつくられます(感作)が、それを繰り返していると、反応しなくなります。
この現象を免疫寛容・トレランスといいます。

減感作療法は、スギ花粉の他にハウスダスト、ダニなどでも行われています。

この治療の問題点は、わざと抗原を体内に注射することによるアナフィラキシーショックの危険性があります。
また、最初週に3回くらい通院する必要があります。
よくなっても、ある程度定期的に注射を続ける必要があることなどが上げられます。
また、減感作療法でアトピー性皮膚炎の湿疹が悪化した患者もいました。

この治療に近いものとして、現在、のが治療に用いられています。
(平成26年6月ころより、という製品名で処方されています。
ただし、講習会を受けた医師のみが処方できるとのことです)(スギを英語ではcedar)
これは、減感作療法の一つです。
ショックのときの対応として、高価な注射薬エピペンを買わされます。

平成27年5月になり、についても舌下免疫療法の薬剤(ダニ舌下錠(100単位、300単位)、フランスのスタラジン社が開発したものをライセンス契約して日本で発売)が登場しました。

この薬剤の使い方は、シダトレンよりはるかにアバウトです。
ダニは普段から吸入して慣れているからということでしょうが、もしそれならすでにダニに対してトレランスが成立しているということです。
むしろダニに対してトレランスが成立してじんま疹・喘息症状が出なくなると、ダニによって湿疹が出やすくなります。

実際、ダニの減感作療法をしていると、湿疹が現れた患者さんがいました。
また、お好み焼きのダニを食べて、じんま疹やアナフィラキシーショックを起きたという例から考えると、トレランスが成立していない患者さんに安易に処方すると、アナフィラキシーショックが起きる可能性があります。
ということは、もっと少ない量、たとえばダニエキス1単位や10単位の錠剤も必要ということです。

イネ科の花粉症に対して、普段からイネ科花粉に近いものを食べていると、起こりにくいようです。
ということで、経口減感作療法として、を勧めています。

キク科の花粉症には、レタスや菊菜をたくさん食べるように言っています。

もともと花粉のアレルギーは、子供の時からな食生活からつくられる傾向があります。
子供の時から野菜や果物をたくさんとることが、花粉アレルギーの予防になります。

もよいところがあります。

はくしゃみ・鼻水の多いアレルギー性鼻炎や気管支喘息に向いています。
ステロイド内服ばかり内服していた鼻炎患者さんが、小青竜湯だけで十分ということもありました。
慢性化して鼻閉がくわわると、ケイガイレンギョ湯、辛夷清肺湯、葛根湯加川セン辛夷もよいようです。

漢方は、植物による経口減感作療法の意味合いもあるようです。

それだけに、スギ・ヒノキ、イネ科、キク科の花粉症の方に、より効果があります。
また、感染症に対する免疫対応の効果もあり、風邪ばかりひいている扁桃腺の大きい患者さんにも向いています。

ちなみに、私は、漢方は、昼は飲み忘れることも多く、原則として2/3量、1日2回の処方にしています。

他の薬剤が効かない場合にのみ使用するのが最善です。起こりうる副作用には ..


セレスタミンは第一世代の抗ヒスタミン薬とステロイドの配合薬です(クロルフェラニンマレイン2mg(ポララミン)+ベタメタゾン0.25mg(リンデロン))。セレスタミン1錠にはプレドニン2.5mg相当のステロイドが含まれています。ステロイドは強力な抗炎症作用を有しており、様々な疾患の治療で使用されている重要な薬ですが、長期服用をすることで様々な合併症リスクが上昇するため、適切に内服する必要があります。
ーステロイドの合併症ー
□ 骨粗しょう症
□ 消化管出血
□ 白内障・緑内障 等
このような合併症リスクと、もともとの病気の治療効果を天秤にかけて慎重に投与すべき薬です。鼻炎の症状が強い場合に短期間で使用する分には良い薬ですが、長期間服用した場合には副作用のデメリットの方が大きいと考えられます。

2割程度効かない方もいるというデータですので、2年継続しても効果がない方は中止 ..

○アレルギー性鼻炎や花粉症もある方は、そちらの治療も合わせて行う必要があります。
○歯の炎症から副鼻腔炎が起きている場合は、歯科での治療も必要となります。
○真菌(かびの一種)が原因の場合は手術をお勧めします。

アレルギー性鼻炎とは、本来異物を体内に入れないための防御機構で ..

ロイコトリエンは血管を拡張させ、鼻の粘膜を腫脹させる物質です。ロイコトリエンの働きを抑えることで、鼻閉の改善が期待できます。鼻閉の症状が強い方は抗ヒスタミン薬に加えて、ロイコトリエン受容体拮抗薬を使用する場合があります。