川内康範・原作による、東映初の仮面ヒーロー「七色仮面」! 劇場版13作品が、ついにBlu-rayで登場!! 2024年7月10日(水)発売!

「月光仮面」の原作者・川内康範が作り上げた、東映TV初の仮面ヒーロー「七色仮面」。 ..


「第2部:キングローズ」は、貨幣局の現金輸送車を強奪したキングローズの犯罪と正体を蘭光太郎と七色仮面があばく物語。第1部でコブラ仮面の罠にはまり、拳銃で撃たれた上に列車に轢かれて死んだと思われた蘭光太郎が金有左門(藤山竜一)の探偵事務所に現れます。「生きていたんですか」で皆納得ね。東京だけでなく、札幌に神戸、さらに香港と、地域的広がりをみせる物語展開で、七色仮面の移動手段は自ら操縦する自家用ジェット機ですぞ。


七色仮面 実写面子 コブラ仮面は、まんだらけ名古屋店から出品しました。使用イタミ, 七色仮面.

「第1部:コブラ仮面」は、海賊コブラ(安藤三男)が自分を裏切って財宝を奪った裏切者への復讐と奪われた財宝を探す物語。不気味な蛇笛の音とともに殺人事件が発生します。財宝の隠し場所を互いが裏切らないように各人が分かれて情報をもっているため、コブラ仮面は裏切者と手を組んだり、裏切者同士が仲間割れをおこしたりと、子供向けドラマにしては複雑なストーリーになっています。七色仮面の変装(七変化)は、悪党たちをビックリさせるだけで、あまり意味はないのですが、子供たちにはそれが楽しかったのです。

第1部に出ていた蘭光太郎の助手・大八少年(藤倉伸也)は登場せず、お役御免。新東宝映画などでアクの強い悪党ぶりを見せた大友純(謎の資産家役)がキングローズだと思わせて、資産家の執事(陶隆)がホンモノの首領だったという凝った内容でした。陶隆は、第1部ではせこい小悪党役だったので視聴者は騙されます。

実写面子 七色仮面/背後にコブラ仮面は、まんだらけ名古屋店から出品しました。使用イタミ, 七色仮面.

「第3部:レッドジャガー」は、世界を経済面から支配しようとするレッドジャガー(沢彰謙)の他に、西側諜報機関シャドーライトや東側諜報機関ゴールデンアロー、右翼の大物といった様々な組織が入り乱れ、もつれにもつれた事件を蘭光太郎と七色仮面が解決する物語。悪党同士がつぶしあうので蘭光太郎と七色仮面が活躍する場面は少ないです。スパイものとしての面白さを狙ったんでしょうけどね。新人時代の曽根晴美、波多伸二、応蘭芳、八代万智子が出演しています。

『新・七色仮面』まで含めたエピソードは全部で7部。全7部のエピソードは、『コブラ仮面』『キングローズ』『レッドジャガー』『スリーエース』『龍虎の地図』『毒蜘蛛に手を出すな』『日本は狙われている』で、第4部までは風小僧と同様にブローアップ版のフィルムに編集して東映特別娯楽版として劇場公開されています。当然のことながら、漫画化もされ、一峰大二によって月刊誌『ぼくら』に連載されました。

名探偵・蘭光太郎の活躍で事件にまつわるさまざまなことが判明しつつあった。一連の犯罪の裏で糸を引いているのは「コブラ仮面」を名乗る謎の人物。

「第4部:スリーエース」は、元特務機関員が戦時中に横領した金塊をめぐって発生する犯罪を七色仮面が解決する物語。蘭光太郎の乗った飛行機が時限爆弾で墜落、さらに二人の名探偵が殺されるという事件が起こります。金有探偵は川上記者(田口耕平)の紹介で葵(堀みどり)を助手にして、大富豪・姉小路実盛(曽根秀介)の交通事故死を調査。山本警部(河合絃司)の捜査で姉小路の死は殺害されたものわかります。姉小路の葬式の日に、隠し子だったという男(潮健児)や死んだ運転手の妹という女(岡田敏子)、屋敷をうかがう怪しい男(安藤三男)が現れます。安藤三男は蘭たち3人の探偵を殺したスペード仮面、潮健児は姉小路を脅迫していたダイヤ仮面、岡田敏子は姉小路の隠し資産を知るハート仮面。三人は、戦時中に姉小路がSG教会のダコタ神父(片山滉)と組んで隠匿した金塊を狙って協力します。姉小路の正体は元特務機関員で戦時中に横領した金塊のことがバレそうになり、スペード仮面を雇って3人の探偵を殺させたのですが、そのことをダイヤ仮面にかぎつけられたんですな。運転手と執事を殺し、自分も死んだことにして姿を消し、SG教会に隠れます。スペードとダイヤは姉小路の娘を誘拐、ハートはSG教会に潜入して金塊の在処を訊き出そうとしますが……

悪人たちの描写に重点を置きながら物語は展開し、神父やバタ屋などに変装して彼らの様子を探る七色仮面を見つけては襲うのですが、七色仮面の二挺拳銃の前に悪人たちはいつも退散。色仕掛けで悪党たちを仲間割れさせて金塊を独り占めしようとするハート仮面なんて大人向けキャラです。蘭光太郎(七色仮面なので当たり前だが)は死んでおらず、ラストに現れて事件の謎解きをするので~す。

†安藤三男†…悪の権化「コブラ仮面」演じて | shoの映画部屋

七色仮面の正体は、警察(山本警部)に協力して事件解決にあたる名探偵・蘭光太郎だと思われます。蘭光太郎も変装の名人だし、七色仮面と蘭光太郎は同時に現れませんからねェ。


財宝を巡る復讐劇が幕を開ける……
第1部「コブラ仮面の巻」収録!



あらすじ
奇妙な笛の音が鳴り響いた夜、木の村という男が殺害された――。
早速事件解決に乗りだした敏腕探偵蘭光太郎は、捜査の中発生した
少年誘拐、幼稚園園長への殺人予告が木の村殺害と一連の事件であり、
怪人コブラ仮面の陰謀であることを突き止めるのだった。
だが、事件の真相に辿りつく寸前、蘭光太郎はコブラ仮面の罠にかか
り命を落としてしまう!遂に悪の勝利かと思われたそのとき、どこから
ともなく、黄金のマスクに二丁拳銃の正義の人七色仮面が現れるのだった!


解説
一世を風靡した『月光仮面』の川内康範を原作に起用した、記念すべき
東映仮面ヒーロー作品の第1弾、それが『七色仮面』だ。昭和34年6月から
約1年に渡り日本教育テレビ系で放映された本作は、正義の使者七色仮面と
平和を脅かす異形の怪人たちとの激闘を描き、子ども達から『月光仮面』に
劣らぬ支持を獲得。また、事件の真相には人間の醜い欲望と強い愛情という
主題が存在し大人の鑑賞にも堪える傑作であった。
本書はTVドラマ放映と平行して講談社の少年月刊誌「ぼくら」で連載さ
れた漫画版の全話を纏めた初のオフィシャル単行本である。描き手は、一
峰大二。後に『ナショナルキッド』『ウルトラセブン』といった特撮作品
の漫画化を数多く手がけ、コミカライズの巨匠と謳われることから本作は
一峰の出世作のひとつと言えるだろう。TV版と同様全7部で構成され、主演
が波島進から千葉真一に変更した『新・七色仮面』改題後は漫画版もそれに
倣い第6部以降改題している。


主な登場人物
七色仮面…平和を愛する正義の使者。
蘭光太郎…変幻自在の名探偵。
大八…まだ子どもだが蘭を慕う勇敢な助手。
金有左門…自称名探偵。ドジっぷりは必見。
三子…金有とのコンビで現場を和ませる。
山本警部…蘭探偵の良き理解者。


【上】もくじと初出
第1部 コブラ仮面の巻……P.3
「ぼくら」(講談社)1959年7月号~11月号


川内康範・原作による、東映初の仮面ヒーロー「七色仮面」! 劇場版13 ..

高らかな笑いとともに七色仮面は現れ、牧師・ピエロ・異国人などに姿を変えて悪人たちを愚弄し、パッと消えて別の場所に現れる。銃弾を浴びても平気の平左。「七色仮面は不死身だ!」の一言で片づけて、二挺拳銃が火をふきますが殺すことはせず、相手の拳銃をはじきとばすだけ。「おぼえていろ!」と言って逃げる悪人を追いかけず、悪人たちに反省の機会を与えるんですな。

森川 智之, 遊左 浩二, 石田 彰, 置鮎 龍太郎, 檜山 修之が朗読する、川内 康範の『「七色仮面」』を聴こう。

Disc1七色仮面七色仮面 恐るべき復讐七色仮面 死の追跡七色仮面 南海の凱歌七色仮面 キング・ローズ 悪魔の薔薇七色仮面 キング・ローズ 消えた紳士七色仮面 キング・ローズ 死者よりの挑戦Disc2七色仮面 レッド・ジャガー 黒い手の戦慄七色仮面 レッド・ジャガー 百万弗の対決七色仮面 レッド・ジャガー 最後の切り札七色仮面 スリー・エース 悪魔の爪痕七色仮面 スリー・エース 真昼の誘拐指令七色仮面 スリー・エース 踊る黄金魔

七色仮面こと名探偵・蘭光太郎(波島進)の活躍を描いた劇場版シリーズ第3作。コブラ仮面(安藤三男)とその一味の策略で、蘭は無念の死を遂げる。

『七色仮面』は、NET(現:テレビ朝日)系列で1959年6月3日から60年6月30日まで放送された東映が製作したテレビ映画です。原作は『月光仮面』の川内康範。映画版『月光仮面』を製作した東映が新たな連続テレビ映画の企画を川内に依頼し、当時片岡千恵蔵の人気シリーズだった“七つの顔の男”をモチーフにして作り上げました。川内の仏教思想をとりいれ、七色仮面は菩薩像をモデルにした仮面になっています。七色に輝くのは人間にとって最も大切な、智・仁・愛・力・徳・忍・義の七つの心を表しているんですよ。

七色仮面(第3部)レッド・ジャガー」のテレビドラマ詳細情報。解説、出演者、原作者、脚本家、クチコミ情報等。

[収録話] Disc1「七色仮面」(1959年10月公開) ※第1話―第3話「七色仮面 恐るべき復讐」(1959年10月公開) ※第4話―第6話Disc2「七色仮面 死の追跡」(1959年10月公開) ※第7話―第9話「七色仮面 南海の凱歌」(1959年11月公開) ※第10話―第12話Disc3「七色仮面キング・ローズ 悪魔の薔薇」(1959年11月公開) ※第13話―第14話「七色仮面キング・ローズ 消えた紳士」(1959年12月公開) ※第15話―第16話「七色仮面キング・ローズ 死者よりの挑戦」(1959年12月公開) ※第17話―第18話Disc4「七色仮面レッド・ジャガー 黒い手の戦慄」(1960年1月公開) ※第19話―第20話「七色仮面レッド・ジャガー 百万弗の対決」(1960年1月公開) ※第21話―第23話「七色仮面レッド・ジャガー 最後の切り札」(1960年1月公開) ※第24話―第25話Disc5「七色仮面スリー・エース 悪魔の爪痕」(1960年2月公開) ※第26話―第27話「七色仮面スリー・エース 真昼の誘拐指令」(1960年2月公開) ※第28話―第29話「七色仮面スリー・エース 踊る黄金魔」(1960年2月公開) ※第30話―第31話

今ごろ気がついたんすが、七色仮面の敵のコブラ仮面ってガイ・フォークスのお面(Vフォー・ヴェンデッタのあれ)を改造してる?んすかね?

【解説】「月光仮面」の原作者・川内康範が作り上げた、東映TV初の仮面ヒーロー「七色仮面」。1959年6月―1960年6月にNET系にて放送されたTVシリーズは全7部構成で、第5部からは主演が波島進から千葉真一へ交代し、タイトルも「新 七色仮面」と改められた。また、劇場公開を前提として製作されたTVシリーズは、第1部“コブラ仮面”編、第2部“キング・ローズ”編、第3部“レッド・ジャガー”編、第4部“スリー・エース”編の31話分が劇場版13作品となって公開された。そして今回、その劇場版全13作品を収録したDVD-BOXが登場。ファン待望の作品が、ついにリリースされる!!【コピーライト】(C)川内康範・東映