脚本:寺沢武一、山崎晴哉監督:出崎 統作画監督:杉野昭夫美術監督:小林七郎撮影監督:高橋宏固録音監督:加藤 敏音楽:東海林 修


「暗数殺人」「神と共に」シリーズのチュ・ジフンが主演を務め、誘拐犯の濡れ衣を着せられた探偵が検事になりすまして事件の捜査に挑む姿を描いたクライムドラマ。 「依頼された事件は、100%解決する」が売り文句の興信所の社長チ・ヒョンスは、ある少女から犬を捜してほしいという依頼を受け、少女とともに人里離れたペンションを訪れる。しかし犬の痕跡を捜す最中に謎の男に襲撃され、ヒョンスは意識を失ってしまう。病院で目を覚ますと依頼人の少女は行方不明となっており、ヒョンスは誘拐事件の容疑者にされていた。ひょんなことから検事と間違われた彼は、そのまま検事になりすまして捜査を開始。少女を捜し出し、自分を陥れた犯人を見つけるべく奔走するが、事件の裏にはかなりの大物が関わっていることが判明し……。 共演は「新しき世界」のパク・ソンウン、「スタートアップ!」のチェ・ソンウン。


映画「コブラ SPACE ADVENTURE」~出 統監督を偲んで

人気作家・東野圭吾が1992年に発表した同名ベストセラー小説を、「禁じられた遊び」の重岡大毅主演で映画化したサスペンスミステリー。 劇団に所属する7人の役者のもとに、新作舞台の主演の座を争う最終オーディションへの招待状が届く。オーディションは4日間の合宿で行われ、参加者たちは「大雪で閉ざされた山荘」という架空のシチュエーションで起こる連続殺人事件のシナリオを演じることに。しかし出口のない密室で1人また1人と参加者が消えていき、彼らは互いに疑心暗鬼に陥っていく。 オーディション参加者の中で1人だけ別の劇団に所属する久我和幸を重岡が熱演し、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵、間宮祥太朗が同じ劇団に所属する個性豊かな役者たちを演じる。監督は「荒川アンダーザブリッジ THE MOVIE」の飯塚健。

ウッディ・アレン監督が、スペイン最大の国際映画祭であるサン・セバスチャン国際映画祭を舞台に、妻の浮気を疑う映画学の大学教授が体験する不思議な出来事を描いたコメディ。 ニューヨークの大学の映画学を専門とする教授で、売れない作家のモート・リフキンは、有名なフランス人監督フィリップの広報を担当している妻のスーに同行して、サン・セバスチャン映画祭にやってくる。リフキンはいつも楽しそうな妻とフィリップの浮気を疑っているが、そんな彼が街を歩くと、フェデリコ・フェリーニ監督の「8 1/2」の世界が突然目の前に現れる。さらには、夢の中でオーソン・ウェルズ監督の「市民ケーン」、ジャン=リュック・ゴダール監督の「勝手にしやがれ」の世界に自身が登場するなど、クラシック映画の世界に没入する不思議な体験が次々と巻き起こる。 アレン作品の常連俳優ウォーレス・ショーンがリフキンを演じるほか、ジーナ・ガーション、エレナ・アナヤ、ルイ・ガレルが顔をそろえる。

映画「コブラ SPACE ADVENTURE」~出 統監督を偲んで~

「THE WITCH 魔女」シリーズのパク・フンジョン監督が、巨額の遺産を巡って繰り広げられる攻防戦を予測不能な展開で描いた韓国ノワールアクション。 フィリピンで暮らす貧しい青年マルコは病気の母のため、地下格闘で日銭を稼いでいた。ある日、マルコはこれまで一度も会ったことのない韓国人の父が自分を捜していると聞き、韓国へ向けて旅立つ。マルコは飛行機の機内で、自らを「友達(チング)」と呼ぶ怪しい男「貴公子」と出会う。美しい顔立ちで不気味に笑う貴公子に恐怖を感じて逃げ出すマルコだったが、執拗に追われ徐々に追い詰められていく。 ドラマ「海街チャチャチャ」でブレイクしたキム・ソンホが映画初出演にして主演を務め、魅惑的かつユーモラスな貴公子を熱演。ドラマ「こんにちは?私だよ!」のカン・テジュがマルコを演じ、「君だけが知らない」のキム・ガンウ、ドラマ「ヘチ 王座への道」や映画「蒼き狼 地果て海尽きるまで」のコ・アラが共演。

「レオン」のリュック・ベッソンが実際の事件に着想を得て監督・脚本を手がけたバイオレンスアクション。 ある夜、1台のトラックが警察に止められる。運転席には負傷した女装男性がおり、荷台には十数匹の犬が乗せられていた。「ドッグマン」と呼ばれるその男は、自らの半生について語り始める。犬小屋に入れられ、暴力を浴びて育った少年時代。犬たちの存在に救われながら成長していく中で恋を経験し、世間になじもうとするも、人に裏切られて深く傷ついていく。犬たちの愛に何度も助けられてきた彼は、生きていくために犬たちとともに犯罪に手を染めるが、「死刑執行人」と呼ばれるギャングに目をつけられてしまう。 「アンチヴァイラル」「ゲット・アウト」のケイレブ・ランドリー・ジョーンズが主演を務め、圧倒的な存在感でドッグマンを演じきった。共演は「フレッシュ」のジョージョー・T・ギッブス、「ザ・ベイ」のクリストファー・デナム。2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。

監督は「あしたのジョー」「ガンバの冒険」「ベルサイユのばら」「エースをねらえ!」の出崎 統。

SNSを通じて団結した個人投資家たちが金融マーケットを席巻し社会現象を巻き起こした「ゲームストップ株騒動」の実話を映画化。ベン・メズリックのノンフィクション書籍を基に「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のクレイグ・ギレスピーが監督を務め、前代未聞の事件の内幕をユーモアたっぷりに描く。 コロナ禍の2020年、マサチューセッツ州の会社員キース・ギルは、全財産5万ドルをゲームストップ社の株に注ぎ込んでいた。アメリカ各地の実店舗でゲームソフトを販売する同社は時代遅れで倒産間近と囁かれていたが、キースは赤いハチマキにネコのTシャツ姿の「ローリング・キティ」という名で動画を配信し、同社の株が過小評価されているとネット掲示板で訴える。すると彼の主張に共感した大勢の個人投資家がゲームストップ株を買い始め、21年初頭に株価は大暴騰。同社を空売りして一儲けを狙っていた大富豪たちは大きな損失を被った。この事件は連日メディアを賑わせ、キースは一躍時の人となるが……。 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のポール・ダノが主演を務め、ピート・デビッドソン、ビンセント・ドノフリオ、アメリカ・フェレーラ、セス・ローゲンが共演。

「ソーシャル・ネットワーク」「ゾンビランド」シリーズなどの俳優ジェシー・アイゼンバーグが長編初メガホンをとったヒューマンドラマ。アイゼンバーグがオーディオブック向けに制作したラジオドラマをもとに自ら脚本を手がけ、ちぐはぐにすれ違う母と息子が織りなす人間模様を描く。 DV被害に遭った人々のためのシェルターを運営する母エブリンと、ネットのライブ配信で人気を集める高校生の息子ジギー。社会奉仕に身を捧げる母と自分のフォロワーのことで頭がいっぱいのZ世代の息子は、お互いのことを分かり合えず、すれ違ってばかり。そんな2人だったが、各々がないものねだりの相手にひかれて空回りするという、親子でそっくりなところもあり、そのことからそれぞれが少しずつ変化していく。 「アリスのままで」のジュリアン・ムーアが母エブリン、ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シリーズのフィン・ウルフハードが息子ジギーを演じた。「ラ・ラ・ランド」「クルエラ」の俳優エマ・ストーンが製作に名を連ねる。

本作は、寺沢武一の名作SFアクション漫画「コブラ」を名匠・出崎統監督でアニメ映画化したもの。 ..

17世紀・朝鮮王朝時代の記録物「仁祖実録」に記された“怪奇の死”にまつわる謎を題材に、盲目の目撃者が謎めいた死の真相を暴くため奔走する姿を予測不可能な展開で緊張感たっぷりに描き、韓国で大ヒットを記録したサスペンススリラー。 盲目の天才鍼医ギョンスは病の弟を救うため、誰にも言えない秘密を抱えながら宮廷で働いている。ある夜、ギョンスは王の子の死を“目撃”してしまったことで、おぞましい真実に直面する事態に。追われる身となった彼は、朝日が昇るまでという限られた時間のなか、謎を暴くため闇を駆けるが……。 「毒戦 BELIEVER」のリュ・ジュンヨルが主人公ギョンスを演じ、「コンフィデンシャル」シリーズのユ・ヘジンが共演。2023年・第59回大鐘賞映画祭で新人監督賞・脚本賞・編集賞、第44回青龍映画賞で新人監督賞・撮影照明賞・編集賞を受賞するなど、同年の韓国国内映画賞で最多受賞を記録した。

心に傷を抱える少女と、アニメの世界へ行きたい殺人鬼が織りなす心の交流を描いた異色のスプラッターラブストーリー。 幼い頃に両親から虐待されていた舞は、自身のつらい過去と折り合いをつけることができず、親友・佳奈とただ時間を忘れて遊ぶだけの毎日を送っていた。そんなある日、舞は美少女アニメキャラクターのコスプレ姿で殺人を繰り返している殺人鬼に遭遇する。舞に興味を抱いた殺人鬼は、正体を隠して彼女に接近。舞は自身の心の傷を、殺人鬼は自分の本当の姿を隠しながらも、2人は強くひかれあっていくが……。 舞役に「いつまでも忘れないよ」の楢葉ももな。監督は、大学の卒業制作として手がけたヒーロー映画「FILAMENT」が高く評価された田中大貴。第15回田辺・弁慶映画祭のコンペティション部門に出品され、映画.com賞を受賞。2022年9月、田辺・弁慶映画祭の受賞作品を上映する「田辺・弁慶映画祭セレクション2022」で上映。2023年7月に単独で劇場公開。


監督は「あしたのジョー2」の出崎統、脚本は寺沢武一と「ルパン三世 ..

第2次世界大戦末期のフィンランドを舞台に、不死身の老兵とナチス戦車隊の死闘を描いた痛快バイオレンスアクション。 1944年、ソ連に侵攻されナチスドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。老兵アアタミ・コルピは掘り当てた金塊を隠し持ち、愛犬ウッコとともに凍てつく荒野を旅していた。やがて彼はブルーノ・ヘルドルフ中尉率いるナチスの戦車隊に遭遇し金塊と命を狙われるが、実はアアタミはかつて精鋭部隊の一員として名を馳せた伝説の兵士だった。アアタミは使い古したツルハシ1本と不屈の精神を武器に、次々と敵を血祭りにあげていく。 タイトルの「SISU(シス)」とはフィンランドの言葉で、日本語への正確な翻訳は難しいが、すべての希望が失われたときに現れるという、不屈の精神のような意味合いを持つ。「レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース」のヨルマ・トンミラが主人公アアタミ、「オデッセイ」のアクセル・ヘニーがヘルドルフ中尉を演じた。監督・脚本は「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」のヤルマリ・ヘランダー。

寺沢 武一(原作、脚本)、松崎 しげる(コブラ)、榊原 良子(アーマロイド・レディ)、出崎 統(監督)

広島に投下された原子爆弾を至近距離で被爆した父の凄絶な体験をつづった美甘章子のノンフィクション「8時15分 ヒロシマで生きぬいて許す心」を映画化。著者自らエグゼクティブプロデューサーを務め、地獄のような状況にあっても生きることを諦めなかった父の思いと、父から娘へ受け継がれた平和へのメッセージを描く。1945年8月6日、広島。父とともに建物疎開の準備をしていた19歳の美甘進示は、自宅の屋根に上り瓦を剥がしていた。その時、激しい光が進示を襲い、一瞬にして暗闇の中へと突き落とす。世界で初めて投下された原子爆弾は広島中を焼き尽くし、7万人以上もの命を奪った。焼けただれた体を引きずりながら助けを求めてさまよう進示は、激痛から解放されたい一心で死さえ願うが、父の力強い言葉に支えられ、懸命に前へ進むのだった。それから40年後、進示の平和への願いが形となってニューヨークの国連本部に届く。しかしその数年後、ニューヨークを訪れた進示の娘・章子は驚くべき事実を知る。

寺沢武一原作の傑作SF漫画『コブラ』の初アニメ化作品『スペースアドベンチャー コブラ』。出崎統監督が手がけた劇.

内戦下のイエメンを舞台に、敵軍に囲まれた装甲車の救出に向かったUAE軍兵士たちの死闘を、実話を基に臨場感たっぷりに活写したミリタリーアクション。 2018年、イエメン南部に駐在するUAE軍の兵士アリ、ビラル、ヒンダシは、帰国が迫るなか通常任務にあたっていた。彼らは装甲車に乗って戦闘地帯の住民に支援物資を運びながら渓谷部をパトロールしていたが、待ち伏せしていた敵に奇襲される。ゲリラ戦を得意とする敵は、渓谷に身を隠しながらロケット弾や地雷で総攻撃を仕掛け、最新の武装を施したUAE軍の装甲車でさえも徐々に追い詰められていく。負傷して武器も残りわずかとなり、完全に孤立してしまった3人を救い出すため、装甲車、ドローン、ヘリコプター、戦闘機と総力を結集して敵陣へ突入するUAE軍だったが……。 監督は「96時間」「ライリー・ノース 復讐の女神」などアクション作品を得意とするフランス出身のピエール・モレル。

監督版『コブラ』のクリスタルボーイって足音の効果音がすごく ..

日々心霊調査を行うチームビッグサマー。心霊に嫌気がさしたメンバー桃果は、YouTube企画で「彼氏オーディション」を提案する。そこにやってきたのは小森、頬山、尾長の三人。番組で彼氏は出来なかったが、それ以来桃果と連絡が途絶えてしまっていた。数カ月ぶりにリーダーの夏目に来た連絡。もう心霊調査を辞める---。実は企画で出会った小森と付き合っているという。同時に桃果はストーカー被害にも悩まされていた。だが警察には言えない理由があった。小森は、古代日本からある「鮫村」出身であり、祖先はサメ人間として生きていたというのだ。信じられない話だが、目の前でストーカーを撃退する「サメの姿に変身した小森」の姿を見てしまう夏目。政府から実験材料として狙われていた「鮫村最後の生き残り」小森の元には魔の手が近づいていた。二人に頼まれ、そして金の匂いを感じた夏目は、しょうがなく逃走を手伝うことにする。三人の逃避行がはじまった…。

竹内啓雄(脚本 / チーフディレクター)、山崎晴哉(脚本)、水谷利春(美術設定 / 美術監督)がスタッフとして共通しています。 目次

市原隼人が主演を務めるコメディドラマ「おいしい給食」の劇場版第3弾。 1989年、冬。北の地・函館の忍川中学に転勤した甘利田幸男は、給食で、あるメニューを味わうことを楽しみにしていたが、赴任から1年以上が経っても献立に登場することはなかった。相変わらず給食のために学校へ通う甘利田は、食のライバルでもある生徒・粒来ケンと毎日ひそかにバトルを繰り広げている。一方、新米教師の比留川愛は甘利田に憧れを抱いていた。そんな中、忍川町では町長選挙を前に忍川中学が給食完食のモデル校に選定され、政治利用されようとしていた。不穏な空気を察知した甘利田は、おいしい給食を守るべく立ち上がる。 主人公・甘利田役の市原やヒロイン・愛役の大原優乃、甘利田のライバル生徒・ケン役の田澤泰粋らテレビ版でおなじみのキャストに加え、甘利田の前に立ちはだかる新たな強敵・等々力町長役で石黒賢が新たに参加。

『スペースコブラ』がハリウッドで実写化されるという話しがありましたが(監督はアレクサンドル・アジャ)もう、無くなったのでしょうか?

SNSを中心に話題を集めた汐見夏衛の同名ベストセラー小説を映画化し、戦時中の日本にタイムスリップした現代の女子高生と特攻隊員の青年の切ない恋の行方を描いたラブストーリー。 親にも学校にも不満を抱える高校生の百合は、進路をめぐって母親とケンカになり、家を飛び出して近所の防空壕跡で一夜を過ごす。翌朝、百合が目を覚ますと、そこは1945年6月の日本だった。通りがかりの青年・彰に助けられ、軍の指定食堂に連れて行かれた百合は、そこで女将のツルや勤労学生の千代、彰と同じ隊の石丸、板倉、寺岡、加藤らと出会う。彰の誠実さや優しさにひかれていく百合だったが、彼は特攻隊員で、間もなく命懸けで出撃する運命にあった。 NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の福原遥が百合役、「死刑にいたる病」の水上恒司が彰役で主演を務める。「光を追いかけて」の成田洋一が監督を務め、福山雅治が主題歌を担当。

内田直哉さんはアニメ版『コブラ』では3代目。 初代は劇場版を担当した松崎しげるさん、2代目が野沢那智さんです。

ネットの中古品売買取引のやりとりをきっかけに、主人公が思いがけないトラブルに巻き起こまれるさまを描いた韓国製サスペンススリラー。 新居に引っ越したスヒョンはネットのフリマサービスで中古の洗濯機を購入する。しかし、後日壊れた洗濯機が届き、スヒョンは詐欺にあったことに気づく。警察から捜査に時間がかかると告げられたスヒョンは、売り主のアカウントに直接連絡をとり、返金を要求するが相手にされない。そのことで感情的になったスヒョンは、相手に怒りに満ちたメッセージを送りつけてしまうが、それ以来、彼女の身に恐ろしいことが次々と起こり始める。捜査に動き出した警察は出品者の家を訪れるが、そこには思いもよらない事態が待ち受けていた。 スヒョン役をドラマ「生まれ変わってもよろしく」などで人気のシン・ヘソン、スヒョンの事件を担当することになるサイバー犯罪捜査部のチュ刑事役を「悪いやつら」のキム・ソンギュンがそれぞれ演じる。監督は「風水師 王の運命を決めた男」のパク・ヒゴン。

『スペースアドベンチャー コブラ』公開40周年記念 特別4K上映

空き家となった夫の実家に移り住んだ女性が、豹変していく夫に恐怖を抱く姿を描いたベルギー製ホラー。 妊娠中のアレックスは夫ダミアンとともに、空き家となったダミアンの実家に引っ越してくる。実家とは長い間疎遠にしていたダミアンは、町で高齢女性から声をかけられる。その翌朝、夫妻の家を警察官が訪れ、その高齢女性が行方不明になったと話すが、ダミアンは彼女のことは知らないと嘘をつく。やがてアレックスはダミアンが夜な夜な出歩いていることに気づき、彼が危険な夢遊病者なのではないかと疑うようになる。 「カリコレ2024/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2024」(24年7月12日~8月8日、新宿シネマカリテ)上映作品。

スペースアドベンチャー コブラ | 1980年代 | TMS作品一覧

インドで被差別カーストの女性たちが立ちあげた新聞社「カバル・ラハリヤ」を追ったドキュメンタリー。 インド北部のウッタル・プラデーシュ州で、カースト外の「不可触民」として差別を受けるダリトの女性たちによって設立された新聞社カバル・ラハリヤ(「ニュースの波」の意)は、紙媒体からSNSやYouTubeでの発信を中心とするデジタルメディアとして新たな挑戦を開始する。ペンをスマートフォンに持ちかえた女性記者たちは、貧困や階層、ジェンダーという多重の差別や偏見にさらされ、夫や家族からの抵抗に遭いながらも、粘り強く取材して独自のニュースを伝え続ける。彼女たちが起こした波は、やがて大きなうねりとなって広がっていく。 2022年・第94回アカデミー長編ドキュメンタリー賞にノミネートされたほか、2021年サンダンス映画祭ワールドシネマドキュメンタリー部門で審査員特別賞&観客賞、山形国際ドキュメンタリー映画祭アジア千波万波部門で市民賞を受賞するなど高く評価された(山形国際ドキュメンタリー映画祭上映時のタイトルは「燃え上がる記者たち」)。

公開40周年記念 特別4K上映『スペースアドベンチャー コブラ』

時価6億円の値打ちがある真珠をめぐって起こった、ある家族の相続問題を、意思能力が低い状態がある人を法律的に支援する「成年後見制度」の問題とともに描いたドラマ。 三重県伊勢志摩で真珠の養殖を営む大亀家の母・満代が亡くなった。財産管理の弁護士で成年後見人である城島龍之介が大亀家にやってくるが、遺産相続や、父・仙太郎の手による時価6億円の真珠が家族たちの自由にならないことがわかり、巨額な財産をめぐって大騒動が巻き起こる。そんな中、三女の遥海は、母を死に追いやったのは真珠の養殖を手伝わせた父が原因であると恨みを募らせていた。しかし、そんな父に認知症の疑いが発覚し……。 遥海役を比嘉愛未、城島役を三浦翔平、仙太郎役を三浦友和、満代役を石野真子がそれぞれ演じ、松岡依都美、山崎静代、小手伸也、浅利陽介、田中要次が脇を固める。監督は「天外者」「利休にたずねよ」の田中光敏。