抗炎症薬「デキサメタゾン」 “新型コロナ死亡率低下” 英大学 ..


新型コロナウイルスに20人が感染した場合、19人は入院しないまま回復する。入院する人もほとんどは回復するものの、重症化して酸素供給や人工呼吸器を必要とする人もいる。


新型コロナ重症例、デキサメタゾンで28日死亡率が低下/NEJM

新型ウイルスに感染した患者の体内では、ウイルスと戦う免疫系が暴走することがある。その免疫系の過剰反応による体の損傷を、デキサメタゾンが緩和するものとみられる。

状況が許す限り、新型コロナウイルスで入院中の患者にはただちに投与を開始すべきだと、ランドレイ教授は促した。

ステロイド薬に新型コロナの死亡リスク低下させる効果 英国で治験

3月に始動した新型コロナウイルス治療薬の無作為化臨床試験「リカバリー・トライアル」は、も調べたものの、心臓疾患や致死率の悪化につながるという懸念から、ヒドロキシクロロキンについては試験を中止した。

さらに、新型コロナウイルスによる感染症「COVID-19」の患者が多く出ている貧しい国にとっても、安価なデキサメタゾンを使う治療は大いに役立つと期待される。

2) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の⼿引き 第6版

はい。スペインのKern Pharma SL社製のデキサメタゾン注射液4mg/ml(1mlアンプル入り)が、COVID-19ではなく、HIV/AIDSに関連する疾患管理への使用において事前認証を得ています。
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英国・RECOVERY試験共同研究グループのPeter Horby氏らは 、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院した患者のうち、侵襲的人工呼吸器または酸素吸入を使用した患者に対するデキサメタゾンの投与が28日死亡率を低下させることを明らかにした。NEJM誌オンライン版2020年7月17日号に掲載報告。なお、この論文は、7月17日に改訂された厚生労働省が発刊する「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 第2.2版」の“日本国内で承認されている医薬品”のデキサメタゾン投与の参考文献である。

この研究では、2020年3月19日~6月8日の期間にCOVID-19入院患者へのデキサメタゾン投与における有用性を把握するため、非盲検試験が行われた。対象者をデキサメタゾン投与群と通常ケア群にランダムに割り当て28日死亡率を評価し、人工呼吸器管理や酸素吸入の有無によるデキサメタゾン投与の有用性を検証した。デキサメタゾン群には1日1回6 mgを最大10日間、経口または点滴静注で投与した。通常ケア群には、日常臨床でデキサメタゾンを使用している患者が8%含まれていた。薬物療法として、アジスロマイシンは両群で使用(デキサメタゾン群:24% vs.通常ケア群:25%)、そのほか通常ケア群ではヒドロキシクロロキン、ロピナビル・リトナビル、IL-6アンタゴニストなどが投与された。また、レムデシビルは2020年5月26日より使用可能となり一部の症例で投与された。

主な結果は以下のとおり。

・全参加者11,303例のうち、他の治療を受けるなどの理由で4,878例が除外された。残り6,425例をデキサメタゾン投与群2,104例(平均年齢±SD:66.9±15.4歳)と通常ケア群4,321例(平均年齢±SD:65.8±15.8歳)に割り付けた。

・6,425例の呼吸器補助別の割り付けは、侵襲的人工呼吸器管理が1,007例、酸素吸入が3,883例、呼吸器補助なしは1,535例だった。

・28日死亡率は、デキサメタゾン群が482例(22.9%)、通常ケア群は1,110例(25.7%)で、デキサメタゾン群で有意に低下した(Rate Ratio[率比]:0.83、95%信頼区間[CI]:0.75〜0.93、p<0.001)。

・呼吸器補助レベルを考慮した場合、侵襲的人工呼吸器管理の患者において絶対的・相対的ベネフィットが示される傾向で、デキサメタゾン群は通常ケア群より死亡発生率が低く(29.3% vs.41.4%、率比:0.64、95%CI:0.51~0.81)、酸素吸入群においても同様だった(23.3% vs.26.2%、率比:0.82、95%CI:0.72~0.94)。しかし、呼吸器補助を受けていない患者において、デキサメタゾンの効果は明らかではなかった(17.8% vs.14.%、率比:1.19、95%CI:0.91~1.55)。

・副次評価項目として、デキサメタゾン群は通常ケア群より入院期間が短く(平均入院日数:12日 vs.13日)、28日以内の退院の可能性が高かった(率比:1.10、95%CI:1.03~1.17)。この最大因子は侵襲的人工呼吸器管理だった。

・呼吸器補助を受けていない患者において、副次評価項目である侵襲的人工呼吸器管理や死亡の複合は通常ケア群よりデキサメタゾン群で低かった(率比:0.92、95%CI:0.84~1.01)。

厚労省 ステロイド薬・デキサメタゾンを新型コロナ診療の手引きに追記 ..

新型ウイルスのパンデミック(世界的流行)の初期からイギリスでデキサメタゾンを治療に使用していた場合、最大5000人の命が救えたはずだと研究者たちは言う。

「デキサメタゾン」が新型コロナの死亡率を低下させるとする研究結果が発表された/Yves Herman/Reuters


新型コロナで二大ステロイド対決 | ドクターズアイ 倉原優(呼吸器)

新型コロナウイルスに対し、様々な既存の治療法の効果を試す世界的規模の臨床試験の一貫として、デキサメタゾンが試された。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により低酸素状態だが呼吸補助を要 ..

発表を行ったのは、新型コロナウイルス治療について研究している英国の研究機関、リカバリー・トライアルの研究チーム。病院に入院して人工呼吸器を装着されている患者を対象とした臨床試験では、死亡リスクが3分の1低下する効果があったとしている。

質問 新型コロナウイルスに感染し、新型コロナ治療薬の投与または酸素投与が必要となりました。 ..

臨床試験は、病院に入院している新型コロナウイルス感染症の患者を無作為に抽出して約2100人にデキサメタゾンを投与し、約4300人には一般的な治療を行った。

[PDF] 新型コロナウイルス感染症に関する 国内外の研究開発動向について

英オックスフォード大学の研究チームによると、低用量のデキサメタゾンは新型ウイルスとの戦いで画期的な突破口になる。

欧州リウマチ学会(EULAR)の新型コロナワクチンレジストリである ..

新型コロナウイルスに関係する内容の記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報としてやのウェブサイトなど公的機関で発表されている情報もご確認ください。またワクチンに関する情報はのウェブサイトをご確認ください。

ステロイド薬で新型コロナ重症患者の死亡率低下、大規模治験で確認

新型コロナウイルス感染症の治療薬として国内で2番目に承認された「デキサメタゾン」という薬をご存知でしょうか。合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)で、免疫抑制、抗炎症、抗アレルギー作用があります。

新型コロナワクチン未接種. 発症 2 日目に抗原定性検査陽性,発症 9 日目に自宅から救急要請.入院後,デキサメタゾン,レムデシビル,.

デキサメタゾンは、新型コロナウイルス感染症に感染して症状が悪化し、酸素吸入、または人工呼吸器を付ける状態になった方に投与すると、抗炎症作用によって有害な炎症反応を抑制、または予防する可能性があると期待されています。
しかしようなので、使用するタイミングが大切です。

抗炎症薬がSARSコロナウイルス2型感染症拡大に対抗する新たな手段となる。

安価で手に入りやすいステロイド系抗炎症剤「デキサメタゾン」が、新型コロナウイルスで重症になる人の命を救うかもしれない。

デキサメタゾン内服薬の供給不足下における新型コロナウイルス感染症患者およびがん患

現在、日本国内で新型コロナウイルス感染症にデキサメタゾンが使用された報告はありませんが、特定の症状以外では、下記の用法・用量が推奨されています。

新型コロナウイルス感染症は血栓症のリスクが高い疾患であるため、デキサメタゾン


新薬として開発された薬は、開発されてから20年を超えると特許が解消されます。
そうして別の薬剤会社からも、同じ有効成分と含有量をベースとした、同等の効果を期待できる薬を開発する事が可能となります。
すでに開発された薬をベースにするため、開発料が安く済むので、販売価格も安く設定する事ができます。これがジェネリック薬です。
デキサメタゾンにもジェネリック薬が存在します。

新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省や首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている情報もご確認ください。

国内だと日新製薬が製造販売を行っている「デキサメタゾンエリキシル0.01%」がジェネリックにあたるようです。
海外だともっと種類があり、「デクマックス」「デコート」などがそれにあたります。