デュタステリドを服用する際には、次のようなことに注意しましょう。


デュタステリドとフィナステリド錠は、どちらも似たような効果を発揮する治療薬です。同様の効果のある治療薬の併用は禁止されています。


ただし、デュタステリドの重篤な副作用に、肝機能障害があります。

デュタステリドとフィナステリド錠、どちらもAGA治療に使われる治療薬ですが、基本的に併用はできません。

カプセル剤「トーワ」は、ゼラチンで作られたカプセルに薬の成分が詰められています。
デュタステリドのカプセル剤は錠剤よりも大きく、カプセルのゼラチンは喉や食道に付きやすいため、多めの水で飲みましょう。

デュタステリドは、飲み始めてすぐに効果が出る薬ではありません。

当院で処方している錠剤「トーワ」「明治」は、カプセル剤よりも小さく飲みやすいでしょう。

カプセルと錠剤で成分に違いはないため、飲みやすい形状を選ぶとよいでしょう。病院によってはカプセルのみ、錠剤のみを処方していることもあります。

デュタステリドについて多く寄せられるご質問と回答をまとめました。

デュタステリドの使用によって成分が精液へ移行することはなく、子作りや胎児、母胎への影響はないと考えられています。

デュタステリドは、男性・男児の性機能に影響がおよぶ可能性があるといわれています。

最後にザガーロ(デュタステリド)についての内容をまとめてお伝えします。

一方で、M字ハゲには牽引性脱毛症という別の原因もあります。
牽引性脱毛症は、髪の毛を長時間引っ張ることで頭皮にダメージが蓄積し、抜け毛が多くなる症状です。
牽引性脱毛症によるM字ハゲは、AGAによる抜け毛ではないためデュタステリドは効果がありません。

すでにフィナステリド錠を服用している状況からデュタステリドへ変えたい方は、必ず医師の指示のもと治療薬を切り替えましょう。


そのため、AGAへの効果はデュタステリドのほうが高いといえるでしょう。

ジェネリック薬品のデュタステリドとザガーロとの違い、特徴を詳しく解説します。

医療用医薬品 : デュタステリド (デュタステリド錠0.5mgAV「NS」)

【デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」】
【デュタステリド錠0.5mgZA「明治」】
【デュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」】

内服型のAGA(男性型脱毛症)治療薬であるザガーロ(デュタステリド錠)の処方価格・効果・副作用・用法・ジェネリックについて解説します。

デュタステリドはAGA(男性型脱毛症)の治療薬として用いられる薬剤の1種で、「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では「行うよう強く勧める」と最高の推奨度で評価されています。
デュタステリドはAGA治療薬として有名なフィナステリドと同じ「5α還元酵素阻害薬」に分類され、「ザガーロ®」や「アボルブ®」など代表的なデュタステリド製剤の他にも、様々なジェネリック薬が存在します。
基本的な薬理作用には差がないとされているので、医師と相談の上でどの薬剤にするか選択するのがよいでしょう。

[PDF] デュタステリド錠0.5mgAV「NS」を 服用される方へ

デュタステリドとフィナステリドの大きな違いは、「阻害する5α還元酵素」と「血中半減期」にあります。
5α還元酵素にはⅠ型とⅡ型があり、デュタステリドは双方に作用しますがフィナステリドはⅡ型のみに作用します。
血中半減期とは薬剤成分の血中濃度が半減するまでの時間を示しており、デュタステリドが4週間程度と長期間であるのに対し、フィナステリドは6~8時間程度と短期間です。
デュタステリドの方が体内に長く留まることがわかると思います。

[PDF] 5α還元酵素阻害薬 前立腺肥大症治療薬 デュタステリド錠

デュタステリドとフィナステリドを比較した研究によると、デュタステリドの方がフィナステリドに比べ毛髪数と毛の太さにおいて優れた結果をもたらすと言われています。
一方、その差はわずかであり両者に差はないとする意見もあります。
「デュタステリドが5α還元酵素のⅠ型とⅡ型の双方を阻害し、血中半減期が長いからデュタステリドの方が強力なのだ」と主張する医師監修記事を目にしますが、そこまで断定できるほどはっきり解明されている訳ではありません。

前立腺肥大症患者にデュタステリド0.05〜2.5mg注)を1日1回6ヵ月間反復

デュタステリドの先発医薬品はザガーロで、グラクソ・スミスクライン株式会社から販売されています。
ザガーロの特許期間が満了したため、厚生労働省から承認を得てジェネリック医薬品・デュタステリドが発売されました。

医療用医薬品 : デュタステリド (デュタステリド錠0.5mgZA「F」)

デュタステリドの主な役割は、AGAを発症させる原因に作用し進行を止めることです。
つまり薄毛を予防する守りの薬ということです。
日本皮膚科学会が発行する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」にてデュタステリドの服用は男性型脱毛症の治療として強く勧める「推奨度:A」と定めらています。

デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」を2月5日に発売 ..

フィナステリドは、プロペシアに含まれる有効成分です。デュタステリドとフィナステリドの違いは、5αリダクターゼI型とII型の両方を阻害できるかどうかです。そもそも5αリダクターゼとは、AGAを引き起こすジヒドロテストステロンの生成に必要な酵素のことで、これまではII型だけがAGAの発症に関係しているといわれていました。

しかし、実際には5αリダクターゼI型もAGAに関係していることがわかったのです。そのため、5αリダクターゼII型しか阻害できないフィナステリドより、I型も阻害できるデュタステリドの方が高い効果が期待できます。

[PDF] 5α還元酵素阻害薬 前立腺肥大症治療薬 デュタステリド錠

デュタステリドの副作用は、勃起不全や性欲減退、乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感))、精液量の減少などです。フィナステリドにも同じような副作用がありますが、頻度は同等、もしくはやや高い発生頻度となっています。副作用は、男性機能に関わるもののため、子供を持つことを望んでいる場合は、妊娠に至ってから治療を始めるか、一時的に服用を休止するといいでしょう。

ただし、デュタステリドは継続的に服用することでAGAの治療効果が現れるため、休薬期間が長いほどにAGAが進行しやすくなります。休薬期間は、最小限に留めるように努めましょう。

なお、本剤の服薬指導に関しましては、「デュタステリド錠 0.5mgAV「NS」を服用される方.

5α還元酵素はテストステロン(男性ホルモン)をDHT(ジヒドロテストステロン)に変化させる作用があり、このDHTが増加すると抜け毛が進行すると考えられています。
デュタステリドにはテストステロンがDHTに変化するのを阻害する効果があります。

デュタステリドは1日1回1錠が基本で、毎日決まったタイミングで服用します。

デュタステリドとは、グラクソ・スミスクライン株式会社が開発したザガーロに含まれる成分です。もともとは、アボルブの有効成分として開発されましたが、AGAの改善効果が期待できることがわかり、改めてザガーロが開発されました。

副作用が出た場合はどうすればいい? デュタステリドが効かない?正しい飲み方

デュタステリドは、すべての人が使用できるわけではありません。デュタステリドを服用してはいけない人は次のとおりです。

製剤写真|デュタステリドカプセル0.5mgAV「トーワ」|医薬品一覧

デュタステリドの効果はフィナステリドと同様、DHTの発生を阻害し抜け毛を減らすとともにヘアサイクルを正常化することでAGAの進行を食い止めるものです。
毛髪数の変化を調べた研究によると、フィナステリドを半年間服用した群では毛髪量が57本増加したのに対し、デュタステリド0.5mgを服用した群は約1.6倍の90本の増加を認めたと報告しています。
このデータだけでデュタステリドの方が優れているとは言えませんが、少なくともAGA治療において「行うよう強く勧める」理由がお分かりいただけると思います。

デュタステリドカプセル0.5mgAV「トーワ」 | くすりのしおり

デュタステリドの処方を希望する場合は、必ず病院で相談しましょう。ここで注意したいのは、個人輸入でむやみに入手してはいけないことです。十分な品質が保たれているデュタステリドかどうか判断できないため、偽物や粗悪品を入手してしまう恐れがあります。

そのようなデュタステリドを使用すると、効果が現れなかったり、副作用が強く現れすぎたりする可能性があるでしょう。また、個人輸入代行業者を利用する場合も同様です。詐欺に巻き込まれる心配もあります。

病院であれば、正規品のデュタステリドを処方できるため、安全にAGA治療を始めることが可能です。また、持病や体質なども加味したうえでデュタステリドを処方するかどうか判断してくれるため、誤ってデュタステリドを使用して健康被害を受けることもないでしょう。

服用の方法や注意点などの指導を受けられたり、必要であればミノキシジルなどほかの薬との併用ができたりすることもメリットです。通院しながらデュタステリドを処方してもらえるため、AGAの改善状況なども確認してもらえます。