通常、成人及び 12 歳以上の小児には 1 回 2 錠(フェキソフェナジン塩酸塩として 60mg 及び
17.1有効性及び安全性に関する試験
17.1.1国内第2/3相臨床試験季節性アレルギー性鼻炎患者(12歳以上)を対象に、フェキソフェナジン塩酸塩60mg/塩酸プソイドエフェドリン60mg(FEX60/PSE60群)注)、フェキソフェナジン塩酸塩60mg/塩酸プソイドエフェドリン120mg(FEX60/PSE120群)又はフェキソフェナジン塩酸塩60mg(FEX60群)を1日2回2週間投与した国内二重盲検比較試験の結果、投与前からの鼻閉スコアの変化量について、FEX60/PSE120群のFEX60群に対する優越性が検証された。[5.、8.1参照]
鼻閉スコア--------------------------表開始--------------------------
投与群症例数投与前期間平均スコア鼻閉スコア変化量FEX60群との対比較FEX601732.40±0.422.26±0.55-0.14±0.55-
FEX60/PSE601732.43±0.422.20±0.57-0.23±0.59p=0.2993FEX60/PSE1201742.46±0.452.15±0.57-0.31±0.59p=0.0201
平均値±標準偏差--------------------------表終了--------------------------
鼻汁スコア、くしゃみスコア、眼症状スコア--------------------------表開始--------------------------
投与群鼻汁スコア変化量くしゃみスコア変化量眼症状スコア変化量FEX60-0.17±0.64-0.35±0.62-0.34±0.68
FEX60/PSE60-0.23±0.62-0.31±0.62-0.41±0.62FEX60/PSE120-0.23±0.61-0.38±0.65-0.34±0.68
平均値±標準偏差--------------------------表終了--------------------------
FEX60/PSE120群の副作用の発現率は2.3%(4/174例)であり、副作用は、頭痛が2例(1.1%)、全身性皮疹、疲労及び口渇が各1例(0.6%)であった。注)本剤の承認用量はフェキソフェナジン塩酸塩として60mg及び塩酸プソイドエフェドリンとして120mg、1日2回である。
17.3その他17.3.1心電図に対する影響
(1)健康成人男子を対象にしたエリスロマイシンとの薬物相互作用の検討(フェキソフェナジン塩酸塩1回60mg及び120mg1日2回7日間、エリスロマイシン1回300mg1日4回7日間)において、併用により血漿中フェキソフェナジン濃度が約2倍に上昇した場合においてもQTcなどの心電図を含め安全性に問題はみられなかった。[10.2、16.7.1参照](2)Cmaxが承認用量投与時の10倍以上となる条件下での検討において、心電図への影響はなく、有害事象の増加も認められなかった(外国人データ)。
[PDF] フェキソフェナジン塩酸塩/塩酸プソイドエフェドリン配合錠
18.1.1 フェキソフェナジン塩酸塩
選択的ヒスタミンH1受容体拮抗作用を主作用とし、加えて炎症性サイトカイン産生抑制作用、好酸球遊走抑制作用及び各種ケミカルメディエーター遊離抑制作用を示す。
18.1.2 塩酸プソイドエフェドリン
α受容体を刺激し、鼻粘膜の血管平滑筋を収縮させ、血流を減少させることにより、鼻粘膜の充血や腫脹を軽減し、強い鼻閉改善効果を示す。
18.1作用機序
18.1.1フェキソフェナジン塩酸塩選択的ヒスタミンH1受容体拮抗作用を主作用とし、加えて炎症性サイトカイン産生抑制作用、好酸球遊走抑制作用及び各種ケミカルメディエーター遊離抑制作用を示す。
18.1.2塩酸プソイドエフェドリンα受容体を刺激し、鼻粘膜の血管平滑筋を収縮させ、血流を減少させることにより、鼻粘膜の充血や腫脹を軽減し、強い鼻閉改善効果を示す。
18.2ヒスタミンH1受容体拮抗作用フェキソフェナジン塩酸塩は、ヒスタミンH1受容体においてヒスタミンと拮抗し、モルモット摘出回腸標本及び気管標本におけるヒスタミン誘発収縮を抑制した(10の-7乗~3×10の-6乗M)。また、全身投与でモルモット・ヒスタミン誘発気道収縮及び皮膚反応を抑制した。なお、フェキソフェナジン塩酸塩にはアドレナリン、アセチルコリン、セロトニン及びタキキニンの各受容体並びにL型カルシウムチャネルに対する親和性は認められていない。
18.3I型アレルギー病態モデル動物に対する作用フェキソフェナジン塩酸塩は、モルモット抗原誘発アレルギー性鼻炎、ラット受身皮膚アナフィラキシー(PCA)反応、ラット抗原誘発全身性アナフィラキシー反応及びモルモット抗原誘発即時型喘息反応を抑制した。
18.4好酸球、炎症性サイトカイン及び細胞接着分子に対する作用フェキソフェナジン塩酸塩は、季節性アレルギー性鼻炎患者由来鼻粘膜上皮細胞培養上清により誘発されるヒト好酸球の遊走を10の-6乗M以上で抑制した。また、季節性アレルギー性鼻炎患者由来鼻粘膜上皮細胞を活性化ヒト好酸球とともに培養したときに培養上清中に遊離される炎症性サイトカインであるIL‐8及びGM‐CSFをそれぞれ10の-6乗M以上及び10の-9乗M以上で抑制し、細胞接着分子であるsICAM‐1を10の-9乗M以上で減少させた。
18.5ケミカルメディエーター遊離抑制作用フェキソフェナジン塩酸塩は、健康成人の末梢血好塩基球及びアトピー性皮膚炎患者の末梢血白血球からの抗ヒトIgE抗体刺激によるヒスタミン遊離を抑制した(10の-6乗~10の-5乗M)。また、モルモット抗原誘発即時型喘息モデルにおいて気管支肺胞洗浄液(BALF)中のロイコトリエン量を減少させた。
フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン(ディレグラR、プソフェキR)は花粉症に効果がありますか? ..
【薬剤師向け】「ディレグラ配合錠」とは?効果や副作用、薬価などを解説
「ディレグラ®配合錠」は、アレルギー性疾患治療剤として用いられる医療用医薬品のひとつです。1錠中に2種類の有効成分を含有する配合剤であり、アレルギー性鼻炎に対して高い効果が期待されています。国内でも2013年より販売が開始され、2020年にはジェネリック医薬品も登場したことで話題をよびました。
プソフェキ配合錠「SANIK」の効果・効能・副作用 | 薬剤情報
18.1作用機序
18.1.1フェキソフェナジン塩酸塩選択的ヒスタミンH1受容体拮抗作用を主作用とし、加えて炎症性サイトカイン産生抑制作用、好酸球遊走抑制作用及び各種ケミカルメディエーター遊離抑制作用を示す。
18.1.2塩酸プソイドエフェドリンα受容体を刺激し、鼻粘膜の血管平滑筋を収縮させ、血流を減少させることにより、鼻粘膜の充血や腫脹を軽減し、強い鼻閉改善効果を示す。
18.2ヒスタミンH1受容体拮抗作用フェキソフェナジン塩酸塩は、ヒスタミンH1受容体においてヒスタミンと拮抗し、モルモット摘出回腸標本及び気管標本におけるヒスタミン誘発収縮を抑制した(10の-7乗~3×10の-6乗M)。また、全身投与でモルモット・ヒスタミン誘発気道収縮及び皮膚反応を抑制した。なお、フェキソフェナジン塩酸塩にはアドレナリン、アセチルコリン、セロトニン及びタキキニンの各受容体並びにL型カルシウムチャネルに対する親和性は認められていない。
18.3I型アレルギー病態モデル動物に対する作用フェキソフェナジン塩酸塩は、モルモット抗原誘発アレルギー性鼻炎、ラット受身皮膚アナフィラキシー(PCA)反応、ラット抗原誘発全身性アナフィラキシー反応及びモルモット抗原誘発即時型喘息反応を抑制した。
18.4好酸球、炎症性サイトカイン及び細胞接着分子に対する作用フェキソフェナジン塩酸塩は、季節性アレルギー性鼻炎患者由来鼻粘膜上皮細胞培養上清により誘発されるヒト好酸球の遊走を10の-6乗M以上で抑制した。また、季節性アレルギー性鼻炎患者由来鼻粘膜上皮細胞を活性化ヒト好酸球とともに培養したときに培養上清中に遊離される炎症性サイトカインであるIL‐8及びGM‐CSFをそれぞれ10の-6乗M以上及び10の-9乗M以上で抑制し、細胞接着分子であるsICAM‐1を10の-9乗M以上で減少させた。
18.5ケミカルメディエーター遊離抑制作用フェキソフェナジン塩酸塩は、健康成人の末梢血好塩基球及びアトピー性皮膚炎患者の末梢血白血球からの抗ヒトIgE抗体刺激によるヒスタミン遊離を抑制した(10の-6乗~10の-5乗M)。また、モルモット抗原誘発即時型喘息モデルにおいて気管支肺胞洗浄液(BALF)中のロイコトリエン量を減少させた。
この記事では、ディレグラ®配合錠の効果や副作用、薬価などについて解説していきます。また、服薬指導のポイントについても、詳しくみていきます。
有効成分「フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン配合剤錠」のLTLファーマ(医療用) · ディレグラ配合錠 · 劇薬; 室温
ディレグラ®配合錠は、第2世代抗ヒスタミン薬であるフェキソフェナジン塩酸塩(商品名:アレグラ®)に、血管収縮作用を有するα交感神経刺激薬である塩酸プソイドエフェドリンを配合した医薬品です。2種類の有効成分が含有された配合剤であり、1剤でアレルギー性鼻炎に対して高い効果が期待されています。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.重大な副作用11.1.1.ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):呼吸困難、血圧低下、意識消失、血管浮腫、胸痛、潮紅等の過敏症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.1.2.痙攣(頻度不明)。11.1.3.肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、LDH上昇等があらわれることがある。
11.1.4.無顆粒球症、白血球減少、好中球減少(いずれも頻度不明)。11.1.5.急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明):発熱、紅斑、多数の小膿疱等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.2.その他の副作用1).精神神経系:(0.1~0.5%未満)頭痛、疲労、(頻度不明)しびれ感、眠気、倦怠感、めまい、不眠、神経過敏、悪夢、睡眠障害、中枢神経刺激、激越、落ち着きのなさ、脱力、恐怖、不安、緊張、振戦、幻覚。
2).消化器:(0.1~0.5%未満)口渇、(頻度不明)便秘、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、消化不良、虚血性大腸炎。3).過敏症:(0.1~0.5%未満)発疹、(頻度不明)血管浮腫、そう痒、蕁麻疹、潮紅。
4).肝臓:(頻度不明)AST上昇、ALT上昇。5).腎臓・泌尿器:(頻度不明)頻尿、排尿困難、尿閉。
6).循環器:(頻度不明)頻脈、動悸、血圧上昇、高血圧、不整脈、循環虚脱。7).その他:(頻度不明)味覚異常、浮腫、胸痛、呼吸困難、食欲不振、蒼白、月経異常。
[PDF] フェキソフェナジン塩酸塩 DS5%「トーワ」の 配合変化に関する資料
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.重大な副作用11.1.1.ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):呼吸困難、血圧低下、意識消失、血管浮腫、胸痛、潮紅等の過敏症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.1.2.痙攣(頻度不明)。11.1.3.肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、LDH上昇等があらわれることがある。
11.1.4.無顆粒球症、白血球減少、好中球減少(いずれも頻度不明)。11.1.5.急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明):発熱、紅斑、多数の小膿疱等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.2.その他の副作用1).精神神経系:(0.1~0.5%未満)頭痛、疲労、(頻度不明)しびれ感、眠気、倦怠感、めまい、不眠、神経過敏、悪夢、睡眠障害、中枢神経刺激、激越、落ち着きのなさ、脱力、恐怖、不安、緊張、振戦、幻覚。
2).消化器:(0.1~0.5%未満)口渇、(頻度不明)便秘、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、消化不良、虚血性大腸炎。3).過敏症:(0.1~0.5%未満)発疹、(頻度不明)血管浮腫、そう痒、蕁麻疹、潮紅。
4).肝臓:(頻度不明)AST上昇、ALT上昇。5).腎臓・泌尿器:(頻度不明)頻尿、排尿困難、尿閉。
6).循環器:(頻度不明)頻脈、動悸、血圧上昇、高血圧、不整脈、循環虚脱。7).その他:(頻度不明)味覚異常、浮腫、胸痛、呼吸困難、食欲不振、蒼白、月経異常。
フェキソフェナジン(FEX)に,血管収縮剤であるプソイドエフェドリン(PSE)を配合させた新たな抗
ただし、ディレグラ®配合錠の使用は鼻閉症状が強い期間のみの最小限の期間にとどめ、鼻閉症状の緩解がみられた場合にはすみやかに抗ヒスタミン剤単独療法等への切り替えを考慮することが添付文書においても明記されています。禁忌なども多いため、漫然と長期にわたり使用することは避け、専門家の指導のもと慎重な使用が求められています。
キーワード: フェキソフェナジン,プソイドエフェドリン,配合錠,ジェネリック医薬品,生物 ..
ディレグラ®配合錠の効果・効能は、アレルギー性鼻炎に限られます。効能または効果に関連する使用上の注意として、鼻閉症状が中等症以上の場合に本剤の使用を検討することが記載されています。
シート記載など:プソフェキ配合錠「SANIK」、プソフェキ、配合錠、n03、PusoFeki「SANIK」、アレルギー性疾患治療剤
17.1有効性及び安全性に関する試験
17.1.1国内第2/3相臨床試験季節性アレルギー性鼻炎患者(12歳以上)を対象に、フェキソフェナジン塩酸塩60mg/塩酸プソイドエフェドリン60mg(FEX60/PSE60群)注)、フェキソフェナジン塩酸塩60mg/塩酸プソイドエフェドリン120mg(FEX60/PSE120群)又はフェキソフェナジン塩酸塩60mg(FEX60群)を1日2回2週間投与した国内二重盲検比較試験の結果、投与前からの鼻閉スコアの変化量について、FEX60/PSE120群のFEX60群に対する優越性が検証された。[5.、8.1参照]
鼻閉スコア--------------------------表開始--------------------------
投与群症例数投与前期間平均スコア鼻閉スコア変化量FEX60群との対比較FEX601732.40±0.422.26±0.55-0.14±0.55-
FEX60/PSE601732.43±0.422.20±0.57-0.23±0.59p=0.2993FEX60/PSE1201742.46±0.452.15±0.57-0.31±0.59p=0.0201
平均値±標準偏差--------------------------表終了--------------------------
鼻汁スコア、くしゃみスコア、眼症状スコア--------------------------表開始--------------------------
投与群鼻汁スコア変化量くしゃみスコア変化量眼症状スコア変化量FEX60-0.17±0.64-0.35±0.62-0.34±0.68
FEX60/PSE60-0.23±0.62-0.31±0.62-0.41±0.62FEX60/PSE120-0.23±0.61-0.38±0.65-0.34±0.68
平均値±標準偏差--------------------------表終了--------------------------
FEX60/PSE120群の副作用の発現率は2.3%(4/174例)であり、副作用は、頭痛が2例(1.1%)、全身性皮疹、疲労及び口渇が各1例(0.6%)であった。注)本剤の承認用量はフェキソフェナジン塩酸塩として60mg及び塩酸プソイドエフェドリンとして120mg、1日2回である。
17.3その他17.3.1心電図に対する影響
(1)健康成人男子を対象にしたエリスロマイシンとの薬物相互作用の検討(フェキソフェナジン塩酸塩1回120mg1日2回7日間、エリスロマイシン1回300mg1日4回7日間)において、併用により血漿中フェキソフェナジン濃度が約2倍に上昇した場合においてもQTcなどの心電図を含め安全性に問題はみられなかった。[10.2、16.7.1参照](2)Cmaxが承認用量投与時の10倍以上となる条件下での検討において、心電図への影響はなく、有害事象の増加も認められなかった(外国人データ)。
【用】通常、成人及び12歳以上の小児には1回2錠(フェキソフェナジン
同じくフェキソフェナジン塩酸塩が配合された医薬品である「アレグラ®錠」では、アレルギー性鼻炎に加えて蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)にともなうそう痒の適応を有しているため、ディレグラ®配合錠と適応疾患が異なるので注意が必要です。
①健康成人にフェキソフェナジン塩酸塩 120mg 注)、第一世代の抗ヒスタミン薬及びプラ
通常、成人及び12歳以上の小児には1回2錠(フェキソフェナジン塩酸塩として60mg及び塩酸プソイドエフェドリンとして120mg)を1日2回、朝及び夕の空腹時に経口にて服用します。低出生体重児、新生児、乳児、幼児または12歳未満の小児に対する使用経験はなく、有効性及び安全性は確立していません。
抗ヒスタミン薬のうち、自動車運転に対する注意喚起が記載されていないのは、ロラタジンとフェキソフェナジン塩酸塩です。
(禁忌)
2.1.本剤の成分及び塩酸プソイドエフェドリンと化学構造が類似する化合物(エフェドリン塩酸塩又はメチルエフェドリン塩酸塩を含有する製剤)に対し過敏症の既往歴のある患者。2.2.重症高血圧の患者[症状が悪化するおそれがある]〔9.1.2参照〕。
2.3.重症冠動脈疾患の患者[症状が悪化するおそれがある]〔9.1.3参照〕。2.4.閉塞隅角緑内障の患者[症状が悪化するおそれがある]〔9.1.4参照〕。
2.5.尿閉のある患者[症状が悪化するおそれがある]〔9.1.6参照〕。2.6.交感神経刺激薬による不眠、めまい、脱力、振戦、不整脈等の既往歴のある患者[塩酸プソイドエフェドリンの交感神経刺激作用が強くあらわれるおそれがある]〔9.1.5参照〕。
(重要な基本的注意)8.1.本剤の使用は鼻閉症状が強い期間のみの最小限の期間にとどめ、鼻閉症状の緩解がみられた場合には、速やかに抗ヒスタミン剤単独療法等への切り替えを考慮すること(本剤を2週間を超えて投与したときの有効性及び安全性は臨床試験では検討されていないため、2週を超えて投与する場合には患者の症状を確認しながら投与すること)〔5.効能又は効果に関連する注意の項、17.1.1参照〕。
8.2.効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.糖尿病の患者:血糖値が上昇するおそれがある。
9.1.2.高血圧<重症高血圧を除く>の患者:血圧が上昇するおそれがある〔2.2参照〕。9.1.3.虚血性心疾患<重症冠動脈疾患を除く>の患者:虚血性心疾患が悪化するおそれがある〔2.3参照〕。
9.1.4.眼圧上昇<閉塞隅角緑内障を除く>のある患者:眼圧が上昇するおそれがある〔2.4参照〕。9.1.5.甲状腺機能亢進症の患者:交感神経刺激作用が増強するおそれがある〔2.6参照〕。
9.1.6.前立腺肥大<尿閉を除く>のある患者:排尿困難が悪化するおそれがある〔2.5参照〕。(腎機能障害患者)
適宜減量すること(塩酸プソイドエフェドリンは主として腎臓を経て尿中に排泄され、腎機能障害患者では排泄が遅延し、作用が強くあらわれるおそれがある)〔16.5、16.6.1参照〕。(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。(授乳婦)
授乳中の女性には本剤投与中は授乳を避けさせること(塩酸プソイドエフェドリンでは、ヒト乳汁中へ移行することが報告されており、また、フェキソフェナジン塩酸塩では、動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている)。(小児等)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は12歳未満の小児に対する有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。(高齢者)
異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。腎機能が低下していることが多く、血中濃度が上昇する場合がある〔16.6.3参照〕。(相互作用)
10.2.併用注意:1).エリスロマイシン〔16.7.1参照〕[フェキソフェナジン塩酸塩の血漿中濃度を上昇させるとの報告がある(P糖蛋白の阻害によるフェキソフェナジン塩酸塩のクリアランスの低下及び吸収率の増加に起因するものと推定される)]。
2).水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤<服用>〔16.7.2参照〕[フェキソフェナジン塩酸塩の作用を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウムがフェキソフェナジン塩酸塩を一時的に吸着することにより吸収量が減少することによるものと推定される)]。3).交感神経系に対し抑制的に作用する降圧剤(メチルドパ、レセルピン)[降圧作用が減弱することがある(塩酸プソイドエフェドリンの交感神経刺激作用により、交感神経抑制作用を減弱する)]。
4).交感神経刺激薬[塩酸プソイドエフェドリンの心血管に対する作用が増強されることがある(共に交感神経刺激作用を有するため)]。5).選択的MAO-B阻害剤(セレギリン)[血圧上昇等が起こるおそれがある(セレギリンのMAO-B選択性が低下した場合、交感神経刺激作用が増強されると考えられる)]。
(臨床検査結果に及ぼす影響)フェキソフェナジン塩酸塩は、アレルゲン皮内反応を抑制するため、アレルゲン皮内反応検査を実施する3~5日前から本剤の投与を中止すること。
(過量投与)13.1.症状
〈フェキソフェナジン塩酸塩〉外国での過量投与症例として、高用量を服用した2例の報告があり、フェキソフェナジン塩酸塩1800mgを服用した症例では症状はなく、フェキソフェナジン塩酸塩3600mgを服用した症例では、めまい、眠気及び口渇がみられた。〈塩酸プソイドエフェドリン〉交感神経刺激薬を大量に投与すると、めまい感、頭痛、悪心、嘔吐、発汗、口渇、頻脈、前胸部痛、動悸、高血圧、排尿困難、筋力低下及び筋緊張、不安、落ち着きのなさ、不眠症、妄想や幻覚を伴う中毒性精神病、不整脈、循環虚脱、痙攣、昏睡、呼吸不全がみられることもある(塩酸プソイドエフェドリンの排泄は、尿pHが低下すると増加する)。
13.2.処置〈フェキソフェナジン塩酸塩〉過量投与時、フェキソフェナジン塩酸塩は血液透析によって除去できない。
(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意
14.1.1.患者に対し次の点に注意するよう指導すること。・PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
・本剤は徐放層を含む錠剤であるため、噛んだり、砕いたりせず、水と一緒にそのまま服用すること。・糞便中に、有効成分放出後の殻錠が排泄されることがある。
(保管上の注意)室温保存。
いことも確認した。 □投薬者は、皮膚疾患であれば、アレグラ錠 60 mg(一般名:フェキソフェナジン塩
食事の影響により、フェキソフェナジンのAUCは70%近く低下することが知られているため、空腹時の服用が求められています。また、塩酸プソイドエフェドリンは主として腎臓を経て尿中に排泄されるため、腎機能障害のある患者さまは適宜減量することが必要です。