睡眠の質を高める!栄養素スペシャル « welpark 株式会社ウェルパーク
このシリーズではパーソナル化サプリメント(PS)における各個人の目的のためのトッピング機能性成分の科学的根拠を説明していきます。今回は睡眠の質の向上のためのトッピング成分であるグリシン、セサミン包接体、クロセチン包接体、5-ALA、そして、キウイフルーツαオリゴパウダー(KAP)を紹介します。尚、キウイフルーツを除くこれらの成分はいずれも『睡眠の質の向上』を表示できる機能性表示関与成分でもあります。
クロセチンが睡眠に及ぼす作用の調査では、クロセチンを摂ると中途覚醒回数が減少 ..
アミノ酸の一種であるトリプトファンは、セロトニンという脳内の神経伝達物質を作り、睡眠へと誘うホルモン「メラトニン」に変化するため、トリプトファンを多く含む豆腐や油揚げなどの大豆製品、マグロやカツオなどをふだんのメニューに摂り入れるとGOOD。美容食材としてブームになったアボガドもトリプトファンが豊富です。
ただ、トリプトファンの睡眠への効果を期待するなら「朝」食べる方が良いです。
快眠成分と聞くと「夜」のイメージがありますが、トリプトファンが脳内に到達し、メラトニンに変化するまでは時間がかかるので、しっかり実感したい!という方は朝食か午前中、早めの昼食として摂るのが◎です。
もっと手軽に…という方はサプリメントなどの活用も!最近は睡眠に効果があるクロセチンやGABAなどが手軽に摂れるので、忙しい方には良いでしょう。
ビタミンB12はトリプトファンからメラトニンの合成を促すといわれています。ですから、メラトニンを作る能力が高いお子さんで食生活に偏りなどがある場合は、まずはビタミンB12を補充することもあります。これにより、メラトニンの合成が進み、結果として自然な眠気が強くなる可能性があります。
そして、セロトニンは夜になると睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を促します。
また、就寝時の入眠に必要なメラトニンは朝食時に摂取したタンパク質に含まれるトリプトファンが、脳内でセロトニンに変換され、朝食から15時間後、メラトニンに変換されます。そこで、朝食にタンパク質を摂取することも睡眠の質向上には有効なのです。
深い眠りを促進する効果に期待できるクロセチンのほか、ビタミンBやビタミンEといった成分も配合されているので、自律神経の乱れを整えるのにも効果的であると言われています。また、ソフトカプセルタイプなので、サプリメントの独特な香りが気になるという心配もありません。ただし、推奨されている服用タイミングが夕食後となっているため、就寝直前に服用してしまうと効果が実感しづらくなる場合があるということが注意点です。