ED治療を目的とする場合は、ザルティアではなくシアリスを選択しましょう。


前立腺肥大の治療薬として認可されたザルティア(タダラフィル)は、それまで勃起不全治療薬として使われていたシアリス(タダラフィル)や肺高血圧症治療薬として使われていたアドシルカ(タダラフィル)と同一成分である。


ザルティアはED治療薬「シアリス」と同じ有効成分を含んだ薬ですが、

ザルティアとシアリス共通の5mgで比べてみると、シアリスのほうが1種類(黄色三二酸化鉄)添加物が多いせいでやや黄色をしているのと刻印が異なる以外は形・重さ・幅・高さすべて同じサイズである。シアリス20mgとアドシルカ20mgもアドシルカのほうが1種類(三二酸化鉄)添加物が多いせいで赤褐色になっている以外は同じである。つまり、錠剤の色と刻印以外は同じというわけ。

使用方法は、シアリスでは1日1回10mg、予定される性行為の30分以上前に服用する。効果が得られない場合は20mgに増量できる。アドシルカは1日1回40mgを、。なお、ため三者ともに食事の有無にかかわらず服用できる。

今回はザルティアとシアリスの違いや、ED治療への適応性について解説します。ザルティアはED治療に使えるものの、推奨はされません。

ザルティアは排尿症状と蓄尿症状を同時に改善する。IPSSトータルスコアでの改善率はα1遮断薬とほぼ同等の効果が示されている。

ザルティア(一般名:タダラフィル)は2014年1月に「前立腺肥大症による排尿障害」を適応として厚労省に承認され、同年4月17日に発売が開始されました。一般名がタダラフィルということを見てもわかるように、シアリスと全く同一のものとなります。
シアリスとは、規格(1錠あたりの用量)が違うくらいで、製薬メーカーも同じであり、ジェネリックではありません。

シアリスと同用量のザルティアを服用することでED治療薬シアリスと同様の効果が得られます。ザルティア ..

ザルティア(一般名:タダラフィル)は米イーライリリー社で開発され、日本でも使用されているシアリスと同一メーカー(日本新薬)・同一成分の薬になります。
ザルティアは前立腺肥大症による排尿障害治療薬として保険適用のある薬剤ですが、ED治療に用いる場合にはもちろん保険適用とはならず、自由診療(自費)による処方となります。ザルティアをED薬として使用する場合は、用途外使用となりますので自己責任と考えてください。

同一メーカーで製造されておりますのでジェネリックではなく、同一薬剤と考えられます。ただ、1錠あたりの規格が違い、当院では5mgのザルティアを処方いたしますので、今までシアリス10mgを服用していた方はザルティアを2錠シアリス20mgを服用していた方はザルティアを4錠必要になります。

医薬品の薬剤名は、先発医薬品の「ザルティア」「アドシルカ」「シアリス ..

時々、「シアリス20mgを半分にして服用したい」と言われることがありますが、シアリスの形状からして半分にすることは不可能であり、コーティングも変わるため、「半分に割って服用することはやめてください。」と話しておりました。ザルティアを使用すれば、わざわざ半分にしなくても10mgの服用が可能ですので、今までよりも服用しやすくなるでしょう。

ザルティアはシアリスと同一薬剤ですので副作用は同じであり、顔のほてり、鼻づまり、胸のつかえ、頭痛、動悸、色覚変化(物が青く見えたり、まぶしくなる)などになります。


しかしシアリスはバイアグラ、レビトラと比べてゆっくりと溶けて効果が発現することから副作用が出にくいという特徴があります。 ..

主な副作用は、消化不良、頭痛、CK上昇、筋肉痛、ほてり等。勃起関連副作用は1%未満と非常に少ない。

ザルティア (製造・販売:日本新薬 一般名:タダラフィル) ..

アドシルカとザルティアは同じタダラフィルを成分とする「PDE5阻害薬」に分類されます。

ザルティア®(タダラフィル)1剤です。(これは勃起不全薬として発売されているシアリスと同一成分ですが用量が異なります) ..

このページではアドシルカ錠やザルティア錠の効果、副作用、併用禁忌、併用注意、服用方法といった基本情報を解説します。

〇タダラフィルを成分とした薬剤は「シアリス」「アドシルカ」「ザルティア」の三 ..

アドシルカ、ザルティアと同じ成分のED治療薬「シアリス」については以下のページをご覧ください。

シアリスタダラフィルです。それぞれの特徴、服用のタイミング、作用時間、副作用、併用禁忌の違い ..

2014年に前立腺肥大に伴う排尿障害に対して、低容量PDE5阻害薬(勃起不全薬タダラフィル〔商品名シアリス〕の低用量薬〔商品名ザルティア〕)が認可されました。PDE5阻害薬には、今回認可された前立腺肥大症、周知の勃起不全(ED)改善以外にも、抗加齢に関与するような様々な作用が報告されています。
日本抗加齢医学会雑誌(2014.Vol1)に「ED薬は習慣的に飲むべき?」(堀江重郎、金木正夫)という誌上ディベートが掲載されていましたのでまとめてみました。

勃起現象は、まず性的刺激により副交感神経が活性化し、一酸化窒素(NO)が血管内皮細胞で産生されます。NOは、血管平滑筋細胞で環状グアノシン一リン酸(cGMP)を産生する可溶性グアニル酸シクラーゼを活性化し、cGMP産生を増加させます。cGMPは血管平滑筋の弛緩を促し、血管の拡張を引き起こします。その結果、血液が陰茎内部に流入することにより勃起が起こります。
一方、ホスホジエステラーゼ(PDE)は、前記のようなしくみで産生されたcGMPを分解する酵素であり、血管の拡張反応を適切に調節するためにcGMPを分解します。
現在ED薬として使われているPDE5阻害薬は、cGMPの分解を抑制することでcGMPの量を増やし、血管平滑筋の弛緩を促進することにより、血管拡張作用を引き起こします。

他方、なぜEDが生じるかというと、心理的な要因は別として、器質的なEDの大部分は、陰茎の海綿体平滑筋の弛緩不全による血管拡張反応の低下、つまり血管内皮機能不全が成因となっています。ですから、血管の拡張反応を促進するPDE5阻害薬がEDの改善につながるわけです。

EDであることは血管内皮機能の低下と考えられ、男性では早くも40歳過ぎに血管内皮機能の低下が始まります、EDは少なくとも陰茎の細い血管で血管内皮機能の低下が始まっていることを意味しており、将来、より太い血管での血管内皮機能が低下し、虚血性心疾患や脳梗塞を起こすリスクファクターとなります。

血管拡張反応の低下をきたす血管内皮機能不全は、動脈硬化の進展に重要な役割を演じています。PDE5阻害薬は血管内皮機能を高めるとともに、血管内皮前駆細胞数を上昇させることが証明されており、血管内皮の再生を高めることが予想されます。さらに、cGMPは心血管系だけでなく、脳神経系を含めすべての細胞で細胞内情報伝達物質としての役割を担っています。したがって、PDE5阻害薬は心血管系の病気はもちろん、認知機能の低下、脳梗塞後の血管新生促進作用、加齢に伴う筋肉減少(サルコペニア)など、さまざまな病気に対して効果を有する可能性が考えられています。
また、PDE5阻害薬は定期的に服用すると酸化ストレスを減少させます。これはヒトでも動物モデルでも実証されています。さらに精巣でのテストステロン産生を増加させます。また、耐糖能が改善し、排尿障害を改善します。

ただし、PDE5阻害薬のさまざまな病気に対する臨床試験は世界中で行われていますが、現在までにエビデンスが得られている疾患は、ED以外では原発性肺高血圧症と前立腺肥大のみです。

また、PDE5阻害薬には、頭痛、ほてり、消化不良などの副作用があり、頻度は少ないもののStevens-Johnson症候群などの重篤な副作用も報告されています。さらに、心筋梗塞や狭心症に対して用いられるニトロ製剤は、PDE5阻害薬との併用により血圧低下の危険があるため、原則として併用は禁忌です。また、降圧剤や前立腺肥大症治療薬として交感神経α遮断薬(商品名カルデナリンやハルナールなど)を服用している場合にも、併用禁忌か慎重投与が必要になります。

血管内皮機能を改善し、酸化ストレスを軽減し、テストステロン(男性ホルモン)産生を増加させ、耐糖能と排尿障害を改善するPDE5阻害薬は究極のアンチエイジング薬の可能性があり、必要時(on demand)のみでなく定期的に服用すべき薬かもしれません。しかし、まだ十分なエビデンスが揃っておらず、副作用や併用禁忌・注意薬のある薬ですので、医師による診断と処方が必要です。

ザルティアの主成分であるタダラフィルは、シアリスという商品名でED(勃起不全 ..

PDE5阻害薬(一般名:タダラフィル)が2014年4月17日に発売が開始されました(商品名:ザルティア錠2.5mg、ザルティア錠5mg)。「前立腺肥大症による排尿障害」を適応として厚労省に承認された薬剤です。排尿障害治療薬として、健康保険で処方できるようになりました。きつかわクリニックでも多くの患者様に処方させていただき、好評をいただいています。ザルティア錠の主成分であるタダラフィルは、既に2007年9月から勃起不全治療薬(商品名:シアリス)として、2009年12月からは肺動脈性肺高血圧症治療薬(商品名:アドシルカ)として、臨床使用されています。

この長時間持続する効果が、タダラフィルと他の2剤シルデナフィル・バルデナフィルとの大きな違いです。 ..

前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療薬として使用されるザルティアですが、有効成分はED治療薬のシアリスと同じくタダラフィルです。

シアリスとザルティアでは患者さんが支払う薬代が全く違う。タダラフィル ..

安価なザルティアが販売されているのを見かけ、「シアリスではなくザルティアでいいのでは?」と考える方もいるかもしれません。

商品名はシアリス、アドシルカ、ザルティアである。 タダラフィル

今回はザルティアとシアリスの違いや、ED治療への適応性について解説します。

バイアグラとレビトラとシアリスの違い · 溶解時間(溶け方)の比較 · 効果・作用時間 ..

α遮断薬や5α還元酵素阻害薬(5-αRI)では、副作用が問題となっていました。
α遮断薬では、めまい、鼻平肝、射精障害・性欲減退などの性機能障害が認められることがあり、5-ARIでは、勃起不全、リビドー減退、射精障害が比較的多く認められています。

ザルティア」と「シアリス」は同じ薬(タダラフィル錠)でありながら「ザルティア」=保険適用「シアリス ..

ザルティア錠でも副作用は報告されています。消化不良、頭痛、CK上昇、筋肉痛、ほてりなどが認められています。さらにStevens-Johnson症候群を含む重大な過敏症(発疹、蕁麻疹など)も報告されています。そのため使用時には十分な注意が必要です。

で服用を始める患者様にとって、形の違いはあまり意味のない事象である

とはいえ、ED治療薬と同じPDE5阻害作用を利用した前立腺肥大症による排尿障害改善薬は日本で初めてですので大変注目されています。そして注目すべき点がもう一つあります。一般名称がシアリスと同じタダラフィルという点です。つまりタダラフィルはED治療の適応、前立腺肥大症による排尿障害の適応、動脈性肺高血圧症の適応の薬が存在しますが、容量や形状、コーティングが異なります。ザルティア錠は「前立腺肥大症に伴う排尿障害」に処方した場合のみ、保険適用になります。そのため港区きつかわクリニックでは、当院にてIPSS、超音波に前立腺体積の測定、尿流測定・残尿測定、PSA検査などの諸検査をお受けいただき、排尿症状のある前立腺肥大症と診断した、適応のある50歳以上患者さんにPDE5阻害薬を処方させていただいております。