寺沢武一のSF漫画『コブラ』のテレビアニメ化『スペースコブラ』の主題歌。


そんな彼らのうたの力は、最新作『MOUNTAIN BANANA』でも保たれている。1曲目「ランラン」から、そのコーラスの歌詞に耳と心を奪われた。


1曲目「ランラン」から、そのコーラスの歌詞に耳と心を奪われた。 夜明け ..

「だった〜」と歌う語尾のあとに残る、寂しさにも似た余韻たるや。ポジティヴな形容詞を並べることによる現状の不健全さや不条理さへの逆説的な叫びは、「永遠です、永遠です、永遠です」と歌うことでむしろ刹那的な激情をふるわせた「突撃ロック」(2012年)を思い出させる。「公園」と「世界」を対置することで語り手の孤独を感じさせる言葉は、「ハンマー(48億のブルース)」(1987年)で「外は春の雨が降って/僕は部屋で一人ぼっち」と歌ったザ・ブルーハーツ時代から薬籠中のもの。

最近気持ちが沈んだ時期にザ・クロマニヨンズの音楽を聴いた。甲本と真島という二人のリリシストによる着飾ることを知らない歌詞や、甲本の無垢でまっすぐな発声は、蔦の絡みついたわたしの心をときほぐしてくれたのである。「こたつねこ」(2007年)の「みかん、食べよう」という素朴な言葉は、ぼーっとなにをするでもなく目的もなく時間をただ過ごした夜を思いださせた。「炭酸」(2009年)の「ブロンズの景色に/そこだけがシルバー/いかれちゃう」のラインは、退屈や倦怠を炭酸飲料の刺激でなんとか誤魔化そうとするわたしの日常そのものだ。あまりに純粋なうたと、生まれて初めて観たライヴでもある彼らの演奏する姿とが重なって、ちょっぴり感傷的にもなってしまう。

コブラツイスト 魂の悶絶 桑田佳祐本人歌唱 歌詞付き ハモコーラス入り

70年代のルーツ・レゲエや80年代前半のアーリー・ダンスホール・レゲエを中心に、レゲエやスカやロックステディなどについての文章を書いています。良かったら読んでみてください。無断転載禁止(Unauthorized reproduction prohibited)です。

Hunger
#NowPlaying

KISSの「Heaven's on Fire」のダーク版みたいなマークの唸り声で始まるこの曲は、Aメロとサビのミスマッチ感がこれまた独特。こんな展開あり?的な劇的なサビ。歌詞フレーズの途中…「I can't believe my…」と所有格で一旦区切って、続きの歌詞は転調後のコーラスでってとこがとてつもなくツボ。そしてビッグコーラス気味のサビからマーク・フリーの独り唸り声で元に戻る。マークのダークな歌唱が印象的。最初この曲聴いた時はマーク・フリーの歌の上手さに驚いたものです。キング・コブラ真骨頂のソロパートでの綺麗なツインギターのハモりもカッコええ。これまたミスマッチ感。

この曲とラストの「Piece of the Rock」は、プロデューサーのスペンサー・プロファーを含む外部ライターの作曲クレジットじゃけど、PVにもなっとるし、キング・コブラのイントロダクション的な音楽性を象徴しとる気がします。1曲目も含めていずれも様式美を感じさせる作風。あ、日本人の様式美ね。ある意味演歌みたいな(笑)PVでの内山田洋とクール・ファイブの前川清よろしく直立不動で歌うマークも演歌っほい(笑)


KING KOBRA - Hunger





03.

キャッチーなメロディーと歌詞、メロディーに呼応するコーラスワーク、どこか哀愁 ..

語りを表層的なものにすること。彼らの歌詞はしばしば“何か言っているようで何も言っていない”と捉えられる。それはひとつの側面では正しいとしても、もう一方ではキャリアを重ねるほどに意識的に、歌詞から意味をはぎ取っていったともいえる。ザ・ハイロウズとしての再始動以降はナンセンスに突き抜けながら、声や言語にまとわりつく装飾を解体した二人のリリシストは現在、ついに“うた”すらも分解しつつある。

としたところが技アリだ。尚、同タイトルの DVD もあるが若干曲目が違っており、「ヘルプ」は CD のみの収録なので要注意である。
続く⑤「イヴ・オブ・デストラクション」(邦題:明日なき世界)も圧倒的に素晴らしい。オリジナルはバリー・マクガイアが1965年に歌って大ヒットした全米№1ソングで、「受験生ブルース」で有名な高石友也がそれに訳詞を付けてカヴァーしたものに清志郎がバリバリのロック・アレンジを施したものがコレだ。25年前の古き良きプロテスト・フォーク・ソングが換骨堕胎されて疾走感溢れるカッコ良いロックンロールに生まれ変わっており、初めてこの RC ヴァージョンを聴いた時はそのあまりの違いに同じ曲だとは全く気付かなかった。他人が書いた歌詞でありながらそれを完全に自家薬籠中のモノにした清志郎の説得力抜群の歌声を聴いていると彼のオリジナル曲のように聞こえてしまう。カヴァーがオリジナルを超える瞬間とはこういうのを言うのだろう。個人的には RC の名演ベスト3に入れたいくらい気に入っている超愛聴曲だ。
ザ・バンドの名演が忘れ難い①「アイ・シャル・ビー・リリースト」のカヴァーも圧巻で、アルバムの1曲目に持ってきたのも十分納得がいく名演だ。この盤はジョン・レノンの「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」と同様にまず第一に歌詞を聴かせるアルバムだと思うのだが、ここでも “カバーズ騒動” をストレートに皮肉った歌詞が痛快そのもの。 “頭の悪い奴らが圧力をかけてくる 呆れてモノも言えねぇ またしても物が言えない 権力を振り回す奴らが またワガママを言う 俺を黙らせようとしたが かえって宣伝になってしまったとさ...” のラインなんて最高だし、 “陽はまた昇るだろう 東の島にも” という行を “東の芝”(←つまり東芝EMI のことやね!)と歌うところなんか清志郎のブラック・ユーモア炸裂でオーディエンスからもひときわ大きな歓声が上がっている。もちろん演奏面でも聴き所満載で、チャボの歌心溢れるギター・ソロといい、金子マリのソウルフルなバック・コーラスといい、言うことナシのキラー・チューンだ。
このアルバムのラストには⑫「君は LOVE ME TENDER を聴いたか?」というわずか30秒のスペシャル・ショート・ヴァージョンが収められており、“君は LOVE ME TENDER を聴いたかい 僕が日本語で歌ってるやつさ あの歌は反...” と尻切れトンボで終わってしまうのだが、当時は何でこんな中途半端なヴァージョンが入ってるのかワケがわからんかった。今ではネット上で完全版が聴けるので、清志郎が言いたかったことが痛いほど伝わってきて激しく胸を打つ。 “それとも原子力発電と核兵器は同じものなのかい?” と、東芝を始めとして清志郎に不当な圧力をかけてきたブタ連中にナイフを突きつけるかのような歌詞が痛快だ。ニコニコ動画にアップされてたヤツを下に貼っときましたので興味のある方はどーぞ。

ヘルプ


RC SUCCESSION - 明日なき世界


忌野清志郎 I Shall Be Released.


この曲を松本隆に聞かせたところ、「そんなんじゃ売れないヨ」と言われ、現在の歌詞になったとか。 ..

ザ・ビートルズのデビューと同年に生まれた甲本は今年で還暦を迎えた。38年のキャリアを経てもいまだに毎年アルバムを発表するタフネスには脱帽するし、ますます無意味になっていく歌詞を指して洗練されていると表現することもできるだろうか。サウンド的にはストレートなパンク・ロックのほか、「イノチノマーチ」や「さぼりたい」のレゲエや、「もうすぐだぞ! 野犬!」や「キングコブラ」のポストパンク的な鋭いカッティング・ギターなど幅もある。ただメロディーのヴァリエーションも含めてどこか聴き覚えのあるモチーフも少なくなく、アイディアが尽きないというよりは、芸としてのロックンロール〜パンクを必死に守り続けているようにも見える。

Shadow Rider





でも「Shake Up」も「Tough Guys」も「Second Thoughts」もみんなそんな印象なんですよ。極端に言えば、ディストーションで歪ませたギターサウンドを想定していないような曲をハードロックアレンジでやると言うか、リフと歌メロがユニゾンになっとらん作りって言うか、ある意味ヴァニラ・ファッジ的なアプローチなのかも。音楽性は全く違うとりますがね。クリームではなくヴァニラ・ファッジ…まぁどうあがいてもこのニュアンスは伝わらんですよね(笑)


それに、随所にちりばめられたコーラスハーモニーの付け方が良いです。1コーラスごとに変化を付けながら、掛け合いの小技とか入れながら。自分の中ではボン・ジョヴィの1st聴いて受けた印象と似とるかも。あのアルバムも実は当時コーラスワークでハマりましたから。


あと、アップテンポの「Attention」や、間奏のツインリードがX(Japan)のhide&PATAみたいな「Breakin' Out」あたりも含めて、デフ・レパードあたりも彷彿させますね。メロディ自体はブリティッシュ風味だし。(あくまで私見)

サビ以外の部分で突っ走るドラムに静かなギターフレーズと歌を乗せるってパターンが多いのも特徴かな。音の隙間が多いよね。ギターで密にならないような。それだけカーマイン・アピスの暴れ太鼓が目立つわけなんですけどね。おそらくどの曲も一番ドラムが目立っとる(笑)



結局まとまりませんでしたが(笑)今回あらためて聴いてみて思うたこと。楽曲の良さ、アレンジの独特さ、コーラスハーモニーやツインギターの秀逸さ。カーマインの主張するドラミングのカッコよさ、それになんと言うてもマーク・フリーの歌。曲によってはフラット気味になったりするけど、それも含めてエモーショナル。デビュー当時から上手かったんじゃなと再認識。個人的にはマークの高音で振り絞るような歌唱が好き。同じハイトーンでもクリアなハイトーンより少しかすれ気味の方が好みなんで。

やっぱり俺はこのアルバムが一番好きかな。



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コーラスで歌詞や構成が違うものがあります。 近年だと『無限の ..

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17も[01]のものとは別テイクで、キーが高く、女性コーラス入りで歌い回し、歌詞も違う。

桑田佳祐 Soulコブラツイスト~魂の悶絶 映画「浅草キッド」(Netflix)主題歌

曲の後半に入るとコーラスやバンドの演奏が加わっていく。歌詞の一部が ..

コブラツイスト〜魂の悶絶 桑田佳祐本人歌唱 【歌詞付き】(ハモコーラス入り)

このEPの人力グ ルーブ、ドゥーミーアンドダブなギター、そして超絶独自無我な日本語歌詞は初めて聴いた者の脳天を直撃する。

大山まきElectric Band




2019.02.09 神奈川・CLUB CITTA'



2019.02.14 広島・広島文化学園HBGホール



<大山まき / MOMO&Shockers>
2019.03.09 広島・SUMATRA TIGER


2019.03.19 大阪・ビルボードライブ大阪


2019.03.29 広島・広島上野学園ホール



2019.04.20 広島・SUMATRA TIGER



2019.04.27 神奈川・CLUB CITTA'







2019.05.18 広島・BLUE LIVE HIROSHIMA



2019.05.25 広島・SUMATRA TIGER



2019.05.29 大阪・梅田CLUB QUATTRO



<THE RUNGERYS / GA/NS / MOCKERY CREW / 5150HALEN / NSG>
2019.06.01 広島・SUMATRA TIGER






<TSP / D_Drive / 大山まき>




2019.07.07 広島・BLUE LIVE広島


2019.08.11 広島・SUMATRA TIGER



<w / Jealous Wild / High Wire / Rommy Project>
2019.08.13 広島・LIVEZONE BadLands


2019.09.08 岡山・CRAZYMAMA KINGDOM



2019.09.26 大阪・梅田CLUB QUATTRO



OA <NSG / Bitter Pill>
2019.03.28 広島・SUMATRA TIGER



OA <Air充>
2019.10.06 広島・LIVE VANQUISH



2019.10.13 山口・LIVE rise SHUNAN



2019.10.14 大阪・阿波座BIG JACK






2019.10.25 広島・SECOND CLUTCH



2019.10.27 広島・SUMATRA TIGER


<HIGH WIRE / BOOTS WALKER / The Gamut Of Blues / AXXELATION / METAL FREAK>
2019.11.30 広島・SUMATRA TIGER



2019.12.02 大阪・梅田CLUB QUATTRO



2019.12.14 岩手・岩手・盛岡タカヤアリーナ
2019.12.17 大阪・大阪・京セラドーム

歌詞内容は本作の主人公ハーロックの一人称の語りのような内容だが、この ..

“マジカルボイス” 葉月みなみが10月1日、世界戦略曲第6弾として「コブラ」をリリースした。同曲は原作・寺沢武一によるTVアニメ『スペースコブラ』の主題歌として、1982年に前野曜子(元ペドロ&カプリシャスのヴォーカリスト)が歌った作品で、葉月にとって初のカバーシングルとなる。

歌詞付き #歌詞付き#tinydeskconcerts #fyp #fypシ · laukazedragon 45.3K ..

【ハモリ我慢ゲーム】バナナマン日村が挑戦!!「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶/桑田佳祐」

歌詞原案は鴇田一枝。歌詞は一般公募で募ることとなったが、まともな歌詞が集まら ..

楽曲のタイトルでもある「コブラ」は、TVアニメのオープニングテーマとして制作され、冬杜花代子が作詞、『ルパン三世』ミュージックの生みの親としても知られる大野雄二が作曲。ペドロ&カプリシャスの初代ヴォーカリスト 前野曜子が歌ってヒットした。

コブラ 交互パート オリジナルカラオケ スペースコブラ OP

「周防さんから、昔ヒットした『コブラ』というポップなアニメ主題歌があるのですが、どうでしょうか、というご提案をいただき、そのヴォーカルが前野曜子さんだったこともあってその場で決まりました」

コブラ 交互パート オリジナルカラオケ スペースコブラ OP by 前野曜子 - Karaoke Lyrics on Smule ..

第76弾は「」からオープニング曲です。
Aメロの"街をつつむ"のあとのコーラスの歌詞は
と"What's going on?"らしいのですが、
どうしてもそうは聞こえないので、
とりあえず聞こえた通りに歌わせてます。
意味は不明(笑)

「作品は歌詞の中には英語歌詞もたくさん出てくるのですが、英語の入った ..

前野曜子といえばペドロ&カプリシャス時代に歌った「別れの朝」が大ヒットして一躍、人気を博したが、その後、ソロ歌手として活動。「コブラ」を歌ったころには闘病生活が始まったとされ、1988年7月31日、40歳の若さでこの世を去った名ヴォーカリストだ。

コーラスで活動停止に向かっているこの時代のRCを支えてたってチャボが言ってた ..

「前野さんの『コブラ』は、このお話をいただいて初めて聴かせていただきましたが、素晴らしい歌唱力と躍動感にあふれるビートの効いた楽曲に魅せられ、とにかくカッコよかったので、一度聴いただけでぜひ歌ってみたいなと思いました」

Mad Cobra「Hard To Wet, Easy To Dry」

デビュー16年目にして、葉月がカバー曲をリリースするのは今回が初めてとなるが、冬杜花代子・作詞、大野雄二・作曲、そして周防泰臣の編曲により令和に蘇った葉月版「コブラ」を大人っぽさと野性味のある歌い方でレコーディングした。